【輸出物販の書】一気に中級者まで駆け上がる20の知識

物販
  1. 前書き
  2. 自己紹介 / 経歴
  3. 僕がこの記事を書く理由 と あなたが読む理由
  4. 1人前の物販プレイヤーになるための基礎知識
  5. 【超重要】目標を確実に達成する方法
    1. ①目標・計画が明確でない
    2. ②継続できない
    3. ③目標を達成するテクニック
      1. ⑴期限を決める
      2. ⑵落ち込んだ時でも作業ができる準備をする
      3. ⑶習慣にするための方法
  6. 売り方とプラットフォームの組み合わせ
    1. 有在庫か、無在庫か。それぞれのメリット/デメリット
  7. 月収100万円までのロードマップ
    1. ①まずはいくら稼ぎたいのかを考える
    2. ②プラットフォームと売り方を決める
    3. ③最初はとにかく販売実績を積む
    4. ④アカウントのいい状態を保ちつつ出品数を増やす
    5. ⑤仕組み化して事業を拡大させる
  8. 作業を自動するための外注化の方法
    1. ①業務を細分化して考える
    2. ②業務の任せ方
    3. ③外注の募集方法
      1. ⑴クラウドソーシングサイトの種類
      2. ⑵募集文の書き方
        1. ・仕事のカテゴリーを間違えない
        2. ・タイトルには人がどんなキーワードで仕事を探すかを考えて言葉を選ぶ
        3. ・募集文を見ただけで仕事の内容がイメージできる
        4. ・質問したい内容を応募文に記載してもらう
        5. ・応募のハードルを上げる
    4. ④外注化のポイントと注意点
  9. 外貨の受け取り方
  10. 国際配送の知識
    1. ①日本郵便での国際発送
      1. ⑴SAL便(サルビン)
      2. ⑵eパケット
      3. ⑶eパケットライト
      4. ⑷EMS
    2. ②クーリエについて
      1. ⑴クーリエの特殊な送料計算
      2. ⑵追加料金
      3. ⑶梱包資材について
      4. ⑷送料を安くする豆知識
    3. ④保険について
    4. ⑤国際発送で送れないもの
  11. ホリデーシーズンについて
    1. ①ホリデーシーズンとは
    2. ②とにかくものが売れる
    3. ③起こりえるトラブルについて
      1. ⑴各種作業の増加
      2. ⑵発送遅延・配達遅延
      3. ⑶在庫切れ
      4. ⑷配達ミス
    4. ④売上を爆発させるための事前準備
  12. 会社にバレずに副業する方法
    1. ①住民税の納税方法を分ける
    2. ②会社を設立する
  13. 独立するならどっち?法人 or 個人事業主
    1. ①法人と個人事業主の違い
  14. 知らなかったでは済まされないクレカの話
    1. ①独立するとクレカが作れなくなる?!
    2. ②用意すると便利なクレカの種類
  15. 後悔必至。独立の落とし穴
  16. 消費税の基礎知識と還付金のしくみ
  17. 失敗しない税理士の選び方
    1. ①税理士の専門性
    2. ②顧問料の相場
      1. ⑴法人か個人か
      2. ⑵年商がいくらか
    3. ③税理士の選び方
  18. 古物商許可証は必要か
    1. ①古物商許可証は必要か
    2. ②もっとも使う可能性が高いシーン
    3. ③古物商の取り方
      1. 1.取れない条件の確認
      2. 2.個人or法人での取得
      3. 3.取り扱い商材の選択
      4. 4.必要な書類を集める、作る。
      5. 5.書類提出と手数料納付
      6. 6.審査
      7. 7.許可証発行(警察署まで取りに行く)
  19. 融資の重要性と引き方
    1. ①融資の重要性
    2. ②融資を成功させるために大切なこと
  20. 外国人が欲しいものを教えてくれるサイト紹介
  21. 終わりに

前書き

【輸出物販の書】一気に上級者まで駆け上がる20の知識~ をご覧いただき、誠にありがとうございます!


この記事では、輸出物販超初心者から中級者まで飛び級できる物販するなら知っておきたい知識を詰め込みました。

基礎から学ぶもよし、自分のフェーズに合った内容をじっくりと読むもよし、物販プレイヤーとしてのレベルを1つでも2つでも上げてることができたら嬉しいです。

本編に入る前に、僕のことを全然知らない人もいるかと思うので、簡単に自己紹介しますね。

自己紹介 / 経歴

「高額スクールなしで稼ぐ」をコンセプトに、本気で人生を変えたい、輸出物販で成功したい人をサポートしている飛鳥ハクトと申します。

今は主に、

・Amazon輸出 10か国(ほぼ無在庫)
・ebay輸出(有在庫)
・OEM
・買付代行(直取引)
・発送代行 / FBA納品代行

・スクール講師
・情報発信

などの事業を行っています。

物販の最高月商は630万円、月利は130万円です。
アカウントの一部を見せちゃいます。

1GBP=162円・・・約540万円
別アカウントあり

経歴はこんな感じです。

<2016年>
4月 :消防士 / 救急救命士になる

<2018年>
8月 :結婚する

<2020年>
6月 :娘が誕生する

<2020年>
1月 :退職するまでの人生が見えてしまい独立することを決意し、
     ビジネスを本気で探し始める
7月 :物販に出会う / 国内せどりからスタートする
9月 :スクールに入校し、Amazon輸出、ebay輸出、国内Amazonを学ぶ
12月  :月商300万、月利57万を達成する
   (物販以外の副業収入を足すと110万円)


<2021年>
1月 :月商350万円、月利64万円を達成する
4月 :法人を設立し独立する
    トラブル、知識不足により100万円の赤字をたたき出す
11月  :売り上げを取り戻し、月利630万円、月利130万円までV字回復する
12月  :物販スクールの講師になる


<2022年>
5月 :事務所を構え発送代行の事業をスタートする
6月 :OEMをスタートする
9月 :情報発信を本格スタートする

経歴を簡単にまとめるとこんな感じです。現在も現役物販プレイヤーとして自分で物販を行いながら、事業拡大および物販コミュニティで受け持っている受講者さんたちのサポートなどの活動を行っています。

今ある手法がいつ使えなくなるのかわからないのが物販ビジネスです。プラットホームの規制が変わったり、アカウント停止になったり、無在庫販売ができなくなったり。ただやみくもに物販を続けるのではなく、どうやったら長く稼ぎ続けられるかを重視してやっています。

物販を頑張ることによって、「その次」が見えるようになってくるのもやりがいの一つです。

特に、独立した人、独立したい人は、今のノウハウがいつまで続けられるかを意識して取り組んでいくことが非常に大事です。

アカウント停止になるとこうなります

安全にかつ安定的な収入を構築するために必要な知識もこの記事で公開しています。

僕がこの記事を書く理由 と あなたが読む理由


この記事に、僕が体験した2年間の紆余曲折を可能な限り詰め込みました。
(まだまだ書きたいことが山積みなので常時更新していきます)

この記事を読み切るころには、皆さんの知識レベルが、3階級くらい飛び級できることは間違いありません。

かなりのボリュームなので、読み切るのには結構な時間がかかりますが、僕が2年かけて培ってきた知識を、大事な部分だけ絞って濃縮しました。

もしあなたが、数十万レベルで稼げていなかったり、
独立していないのであれば、この記事が役に立つことをお約束いたします。

本題に入るその前に、ある「言葉」を共有しておきたいと思います。

僕が独立を目指した理由は、

お金が原因での「ない」をなくすためです。

「お金がないから、狭くてボロい家に住むしかない…」
「お金がないから、20%オフのお惣菜を買うしかない…」
「お金がないから、子供に好きなことをさせてあげられない…」

「お金がない」というだけの理由で、人生の選択肢が大幅に狭まっている、ということは非常にもったいないことです。

能力不足で「できない」のはなんとなく諦めがつきますが、やればできるはずのことを、その土俵にも上がれないというのは僕にとって我慢できないことでした。

ほとんどの方の副業を始める理由は、「お金を稼ぐため」だと思います。

しかし、それは間違っていると思います。

預金残高の数字が増えることだけが目的ならそれで正解ですが、きっと違うと思います。

お金をもって、何かしたいことがあるのではないでしょうか?

・世界1周旅行に行きたい
・いい家に住みたい
・いい車に乗りたい
・古い友人に見栄を張りたい

理由はそれぞれ、なんでもいいですが、お金を稼いだ「その先」に目を向けてください。

お金を稼いだら終わり、ではなく、お金を稼いでなにがしたいか。
それが重要です。

中には、お金がないせいで、大事な家族を失った人もいます。
お金がないことで離婚したり、自分や誰かに我慢を強いることがほとんどの家庭で起こっています。

お金よりも大事な「幸せ」や「経験」をつかむために、お金を稼いでほしいと思います。

僕も独立してからすぐに、トラブルにより月利マイナス100万円をたたき出し、破産寸前に追い込まれました。

口座の残高が20万円しかないのに、1週間後に100万円近くの請求が来る。
みたいな恐怖も味わいました。

これから物販に挑戦する人たちには、そんな思いをしてほしくありません。
もちろん、失敗をせずに終わることはあり得ないことですが、せずに済む失敗はぜひ回避してほしいと思います

極限まで追い込まれ、身も心も完全に折れかけ、
毎日毎日泣きながら作業しました。

その経験が、誰かの役に立つのであれば、
それもいい財産だと言えます。

ぜひこれを読んで、あなたの役に立ったのであれば、あの日の折れかけた自分が報われます。

あなたがこれから挑戦すればするほど、それを邪魔するようにいろんな壁にぶつかります。

そんな時に、僕のこのサイトが少しでも力になれば嬉しいです。
(いいと思ったら、ほかの方に紹介していただけたらもっと嬉しいです!笑)

前置きが長くなり申し訳ありません!
では、本編に行きましょう!

1人前の物販プレイヤーになるための基礎知識

ご存じですか?

物販は数あるビジネスのなかでも、とっかかりにするにはもってこいのビジネスです。

元ZOZOの前沢さんはレコードの転売
リベ大の両学長はパソコンパーツの転売
与沢翼さんはバイクの転売

などなど、数々の富豪たちも、転売、つまり物販からそのキャリアをスタートさせています。

なので、ビジネス初心者の方が物販から始めるのはかなり理にかなっていると思います。

今、あなたの経験値や、取り組んでいる販路は分かりませんが、
一度物販を解剖してみたいと思います。

物販と一言で言ってみても、そのスタイルは無数にあります。

売り方の例は以下の通りです。

これ加え、どこのプラットフォームを利用するかも選択肢になりますので、その掛け算をするとかなりの数になります。


代表的なもので言えば、

などなど、挙げたらきりがないくらいたくさんあります。
日本人が出店できる海外のマイナーなプラットフォームを5つ紹介します。

物販は理論がシンプルなため、とても取り組みやすいビジネスです。
たくさんの販路を挙げましたが、本質はどれも同じで、

これだけです。

価格差を取るために、いろんな売り方を考えます。
さらに、価格差の取り方は2種類あります。

もしくは、

この2パターンです。

①「安く買って、相場で売る」の代表的なモデルは、

・自社製品の作成(OEM)
・メーカー仕入
・ジャンク品リペア売り

仕入は生産者に近づくほど安くなり、また中古で状態が悪いほど安くなります。
メーカー仕入などは、一度に大量に購入する必要があることが多く、資金力が必要になります。

ジャンク品は、それを直す技術があれば、とてもいいビジネスモデルになりますね。直すという手間が、差別化に大きく近づきます。仕入れ値が安いというのも失敗しないポイントになってきます。

②「相場で買って高く売る」の代表的なモデルは、

・輸出
・限定/希少商品転売
・プラットフォームずらし(転売)

などなどです。

同じ商品でも海外に出ると相場が上がります。

限定商品/希少商品の転売は、世間からも煙たがられる方法ですし、規制もどんどん厳しくなっていく傾向ですので、あまりお勧めできません。

しかし、一応稼げる方法として存在しています。

プラットフォームずらし(転売)では、同じ商品でも、プラットフォームによって相場が違うということがよくあります。

一般的なのは、メルカリやラクマ、ヤフオクなどの個人が出品する商品は安く、Amazonなどの業者が出店している(実際には個人も多数出品している)プラットフォームでは相場が高くなる傾向にあります。

出品されている場所による差額を抜くのが、このビジネスモデルの基本です。

さらにさらに、有在庫でやるのか、無在庫でやるのかでも二分されます。
(中には無在庫販売ができないプラットフォームもあります)


初心者や、資金が潤沢にない方には圧倒的に「無在庫推し」です。

なぜ無在庫がいいのか、文章で説明しずらいので、動画で解説しました。
 
【危険】せどり・有在庫物販を自己資金でやってはいけない理由

それでも有在庫をやりたい方は、手持ちの数万円をどこまで増やせるかゲームにしたほうがいいと思います。

僕も何度もやりましたが、せっかく仕入れたものが、プラットフォームの規制で販売できなくなったことがあります。

最悪の場合、仕入れ分がすべて赤字になることもありますので、有在庫をがっつりやる方は、焦らず少しづつ経験を積み重ねていくことが大事です。

あとはどの市場で戦うか、どんなプラットフォームが自分に合うかを知って、そのプラットフォームに取り組み続けましょう。なにごとも継続が命です。


どの販路がいいかわからない状態から100万稼ぐまでのステップは以下の通りです。

上げていくためには、上記のステップが売上を一番効率よく上げられると思います。
※後ほどより詳しく解説します。

1アカウントで大きく稼ぐのもいいですが、リスクヘッジのためにアカウントを分けて運用することが大事です。

投資の「卵は一つのかごに盛るな」という考え方と一緒ですね。

プラットフォームの集客力に頼って販売をしている以上、そこのルールを守って販売する必要があります。

いつなんどき規約に抵触してアカウント停止になるかわかりません。
万が一の時に致命傷を負わないように売上を分散させましょう。

【超重要】目標を確実に達成する方法

僕は物販を始めて、8か月で独立しました。
本気で独立することを目指してから数えると、1年3か月です。

物販開始5か月で月商350万円、利益64万円まで伸ばすことができたので、それなりに早い方かと思います。毎日毎日、自分のオンラインショップから10万円分の売上が立つとかなり「売っている感」が出ます。

物販も未経験から始め、特に才能や特殊な人脈があったわけでもない状態で、どうやって目標を達成することができたのかをお話していきます。

そこには「自分を心の底から本気にするテクニック」があります。

これを知って実行するだけで、目標達成の確率が大きく上がることは間違いありません。
ここは何度も見返して、心の底に刷り込んでください。

本題に入る前に、目標が達成できない原因についてお話します。
その原因は2つあると考えています。

①目標・計画が明確でない

まず一つ目、目標・計画が明確でないということが挙げられます。

なにかを目指すとき、まずはゴールを決めると思います。
今お持ちのゴールは、具体的で、明確なものになっていますでしょうか?

行く当てのない冒険は迷子への近道です。
必ず、「どこに行きたいのか」を明確にしなければなりません。

どれくらい目標を明確にするかというと、

・目標を達成する日にちは何月何日何曜日、まで決まっているか。
・目標を達成したときの自分はどこに住んでいるか
・いくらの売上で、いくらの利益が出ているか
・どんな作業をしているか
・1日どれくらいの時間作業をしているか
・目標達成している自分はどんな気持ちか

こんな感じです。

目標達成している状態が明確であればあるほど、達成できる確率が上がります。

そして、着地地点となるゴールを設定できたら、次は「そこまでどうやって行くか」を考えます。

登山するとき、ルートがいくつもあるように、たどり着く方法は何十通り、何百通り、もしくはそれ以上あります。

あらかじめ決めたルートで行かないとまた迷子の原因になり、いつまでたっても成功できない、と挫折への道に入ってしまいます。

もし明確に目標が定まっているなら、成功している自分と、今の自分にどんな違いがあるのか、何が足りないのかがすぐにわかり、あとは足りないものを一つずつ追加していくだけの作業になります。

そして、その足りないものをどのように計画立てて手に入れていくのかを計画的に考えます。

この計画立ても、より明確にする必要があります。

・どんな手段を使ってゴールにたどり着くのか
・どれくらいの作業量をこなせばどれくらいの成果が出るか
・〇月〇日の時点でどれくらい結果が出ているか
・もし思ったように成果が出ていなかったらどうやって修正するか

計画の部分も明確であればあるほど、後はその計画通りに行動していくだけで目標に近づくことができます。

計画は悲観的に、最悪の事態を想定して考えてください。ご存じだと思いますが、人生の大半は思い通りに行きません。

理想ではなく、思ったように進まないものという前提をもって考えましょう。
楽観的に立てた目標や計画は、理想と現実のギャップをさらに広げてしまい、挫折へとつながります。

がむしゃらにもがいていた時期に作った計画表とその結果の、実際のスプレッドシートを公開します。
計画を立てて行動し、振り返って不足分をどうやって修正していくか。その繰り返しです。


【勝ち確定】綿密な行動計画作成方法(例)コピーしてお使いください


②継続できない

目標が達成できない原因の2つ目は、継続できないことです。

目標が大きいほど、今の自分から遠いほど、達成するまでに時間がかかります。
一番難しいことは継続することです。

成果が出ていないときの努力ほどつらいものはなく、ほとんどの人が諦めたり、飽きたり、いろんな理由を付けて辞めていきます。

大きなお金を払って学び始めても、辞めます。

逆に言えば、続けることさえできれば叶うということなので、
・どうやって目標を達成するのか、
・どうやって継続するのか

それらを達成するテクニックをお話します。

③目標を達成するテクニック


⑴期限を決める

⑵落ち込んだ時でも作業ができる準備をする

僕はこの2つができたことで、独立を達成することができたと考えています。
飽き性で典型的な三日坊主な僕が作業を継続できた理由を完全公開します

⑴期限を決める

まずは目標を達成したい日を決めてください。
今の時点で1円も稼げていなくてもOKです。

ポイントは、「今年中」とか「何歳までに」という表現ではなく、

というように、誰から見ても明らかな表現にすることが重要です。
その方がより期限を強く意識することができます。

僕も1円も稼げていないときに独立する日を決めました。

2020年の1月4日、自分自身に、
2021年の3月31日をもって退職すると宣言しました。

そこから、
どうやったら期限に間に合わせられるかを逆算して考え、とにかくたくさん行動することを意識しました。

1日1時間しか作業しない人と、1日3時間作業する人では、
経験値の溜まり方が3倍違います。

期限が短かったので、とにかく行動し、人の何倍ものスピードで経験値を貯める作戦にしました。

物販に出会ったのは期限まで残り8か月となったときで、焦りは最高潮に達していました。
なんとしても目標を達成させるために死に物狂いで行動しました。

結果、独立までに60万円以上の利益を上げられるようになり、無事職場を退職するに至りました。
期限を決めていなかったら、絶対にもう少し先でいいや。と本気になれていなかったと思います。

結果、そのままずるずる時間が流れ、気づけば数年たって何も変わっていない。という現実が待っていたことでしょう。

本気でなにか達成したいと思っているなら、必ず、必ず期限を決めてください。


⑵落ち込んだ時でも作業ができる準備をする

人間には感情があります。

調子がいいときもあれば、なにをやっても上手くいかず無気力になる時期が必ずやってきます。
作業や努力を、調子やモチベーションに基づいてやっていると、継続することはできません。

それは、気分が下がるたびに作業を中断していては、習慣にならないからです。
継続するための裏技は、習慣化してしまう意外にありません。

継続=習慣。 これだけです。

先に継続することについて話をしましたが、継続なしになにかを達成することは絶対にありません。

頭ではわかっていても、モチベーションが下がるときは必ずやって来ます。

・ちょっと上手くいかない
・本業でミスをした
・上司に怒られた
・彼女に振られた
・詐欺にあった

などなど、ちょっとした理由や、目標を達成するための作業と関係のないことでモチベーションなんて簡単に下がります。

なにかの動画を見て感化されて、モチベーションが高いときに作業できるなんて誰にだってできます。大半の人ができないことをしないと大きな目標を達成することはできません。

なので大事なのは、

✅モチベーションが下がったときに作業ができるよう準備をすること

です。

モチベーションや気分に左右されず作業ができるようになれば、もう成功を手にしたと言っても過言ではありません。

では、どうやったらそうなれるかを紹介していきます。

⑶習慣にするための方法

先にも言いましたが、習慣にするのが最も近道です。
習慣化するためには、

2週間~3か月ほど継続すること

、と調べると出てきます。

しかし僕は個人的に、これだけでは習慣化できないと思っています。
なぜなら、僕ができなかったからです(笑)

僕はとても「飽き性」で典型的な「三日坊主」です。

継続できない人の気持ちが痛いほどわかります。

そんな飽き性の僕でも習慣化できた方法について書いていきます。

物販スクールに入っていた時に、毎日の成果を報告する「日報」を書いていました。

・どんな作業をどれくらいやったのか
・どれくらいの成果(売上利益)が出たのか
・その日の所感
などを半年以上書き続けていましたが、提出義務がなくなるとともに頭の中から存在が消えていきました。

なので、ただ単に続けるだけでは、自分だけで(誰にも見られていない状況で)習慣化することは難しいと考えます。

では、何が必要か。 それは、

です。

作業をして、
何かを得る感覚、快感、癖になる、辞められなくなる
こういった感覚がないと続けられません。

なんのためにやっているのかわからない作業は、校長先生の朝礼よりも苦痛です。
この作業をしてちゃんと成果が出ている、意味がある、という感覚がなければ継続することは難しいです。

なので、
早く結果を出すことが必要です。

大きな結果じゃなくてOKです。とにかく、早く0→1を達成することです。
これがモチベーションが続いている間に達成できるかが大きな鍵になります。

「焦ること」は良くない、と言いますが、「急ぐこと」は必要だと僕は思います。
結果が早く出ないと今やっていることの意味に気づく前に辞めてしまう可能性が高まるからです。

なにかを得られる感覚があることを、2習慣~3か月程度続けること
これが僕が考える習慣化の方法です。

ここまで来たら、もう「やらないと気持ち悪い」「やらないと不安になる」という感覚になります。
何度も言いますが、とにかく早くこの感覚を知って習慣化することです。

ここで勝負が決まります。

スタートダッシュ、決めましょう。

売り方とプラットフォームの組み合わせ

有在庫か、無在庫か。それぞれのメリット/デメリット


物販には在庫を先に仕入れて販売する、「有在庫販売」

売れてから仕入れる、「無在庫販売」があります。

それぞれのメリットとデメリットを挙げていきます。

有在庫のメリット
・在庫切れを起こす心配がない
・出荷までが早く、顧客に喜ばれやすい
・アカウントが強くなりやすい
 (販売実績を積みやすい、売りやすい)

有在庫のデメリット
・キャッシュフローが悪い
・売れ残りの在庫リスクがある
・仕入れてから販売してはいけないものだとわかることがある
 (仕入れ分が赤字になる)
・資金がある人が勝つ
・手元にお金が残りづらい

有在庫は、アカウントを健全に保ちやすく、購入してから早く出荷できるため、顧客にとっても嬉しい販売スタイルです。

一方で、資金力がないと拡大が難しかったり、売れないものを仕入れてしまうと、売れ残りが発生する、赤字販売になるというリスクもあります。
なので、仕入れる前に確実に売れるものかを知るためのリサーチ力が必要になってきます。

せどりなどで、「初月から20万円の利益!!」とか言ってる人の現実は、、
仕入に50万円とかつぎ込み、中には売れ残ったものを損失として計算せず無視してるような方も多いです。

会計処理上、仕入れたものに対しては、お金が減ったという計上をしません。売れたものだけ見れば、20万円の利益が出ていても実際に現金を見てみるとほとんど増えていない、なんてこともざらにあります。
見かけの数字に騙されないようにしましょう。

有在庫でやりたい方は、必ず小額から始めて、
「スタート時の現金をどこまで増やせるかゲーム」にしたほうがいいです。

そして、上級者は必ず融資を引きますね。
融資を受けることのメリット解説はこちらの動画よりどうぞ。

【危険】せどり・有在庫物販を自己資金でやってはいけない理由



無在庫のメリット
・在庫リスクがない
・売上が上がってから仕入れるためキャッシュフローがいい
・リサーチが下手でも損をしない
・ツールを使えば一括大量出品ができる
・資金がなくても大きな売り上げが見込める


無在庫のデメリット
・在庫切れを起こしていることがある
・アカウントヘルスが悪化しやすい
・出してはいけない商品(知的財産権や危険物等)を出品してしまうことがある

無在庫は大きな失敗をするリスクが少なく、いろいろな商品を試しに出品して、手さぐりしながら取り組めることが魅力です。あまり売れないマニアックな商品を出品し、一撃で大きな利益を取れることも魅力の一つです。

無在庫販売は基本的に大量出品が前提となります。
少なくとも1000品、僕はAmazonの無在庫で各国合計20万品くらい出していた時期もあります。

ツールを活用すると、そういった荒業も可能となります。

一方で、売れたものを仕入れようと思ったら、日本に在庫がなくなっているなんてこともあります。在庫切れなどはクレームにつながりやすく、出荷日も遅れる可能性があることから、アカウントヘルスが悪くなりやすいです。

悪いセラーだと認定されると、全然売れなくなったり、アカウントを停止させられたりして、販売を継続できなくなることもあります。

ここもツールによる在庫管理でほとんど気になりませんが。。。


では、どちらがおススメかと言われれば、、、

初心者はもちろん、中級者であっても、不良在庫を抱える危険性があります。

初心者の場合は売れないものを仕入れてしまうことが多いです。
もしくは赤字販売になることですね。

中級者でも、プラットフォームの規約や、国の規制の変更などによって、大量に仕入れたものが、販売できなくなってしまうというケースもしばしば見受けられます。

最初は何が売れるのかわからないことが多いため、無在庫でなにが売れるのか調べつつ、売れたものを有在庫にするといった流れが王道です。

まずは無在庫で売り、有在庫への土台作りをしましょう。
(無在庫で貫き通すのもありです。)

また、それぞれの売り方用に、様々なツールが提供されています。

有在庫であれば主にリサーチツールや在庫の管理ツール。
無在庫であれば、出品、在庫の管理ツールなどです。

リサーチツールの例(有在庫)
・Keepa(Amazon)
・セラースプライト(Amazon)
・モノサーチ(Amazon)
・Leafa(Amazon)

在庫管理ツール(有在庫)
・プライスター(Amazon)

出品ツール
・Expo(ebay)
・ジョーリスター(Amazon FBA→ebay)

物販にはいろんなコミュニティが乱立していますが、それぞれのコミュニティで独自に提供しているツールも多くあります。

僕が所属しているコミュニティでも、コミュニティ生限定のツールがあります。興味のある方は見てみてくださいね。

Amazon無在庫輸出 大量出品&在庫管理ツール【God Hand】

(解説動画はGod Handのものしかありませんが、機能は大体イメージ付くと思います)

輸出入物販コミュニティ【フリボー!】
☆初心者から年商億越えまで所属☆

初月無料体験実施中☆

コミュニティ生限定 多販路展開のためのツール多数あり(オプション)
海外Amazon無在庫大量出品ツール
【God Hand】

海外Amazon有在庫リサーチツール
【God Star】

ebay輸出無在庫大量出品ツール
【God Wing】

Amazon輸入大量出品ツール
【ATS】

ヤフショ輸入大量出品ツール
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新販路開拓
 クラウドファンディング
 中国輸入
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 Shopee
 Lazada

輸出入発送代行
 せかロジ



月収100万円までのロードマップ


この章では、月収100万円を達成するために必要な準備についてお話していきます。

大きく稼いでいる人は、ほぼ例外なくこの流れで行っています。
必ず理解しておきましょう!

①まずはいくら稼ぎたいのかを考える

まず、自分が「いくら稼ぎたいのか」を考えましょう。


物販は物を仕入れて、売るという作業をするので、仮に
「月に1000万円稼ぎたい!!」と意気込んでも、
手持ち資金(クレカ枠)が50万円しかなかったら、やり方によっては無理なわけです。

手持ち資金50万円で、国内の新品せどりをやるとしたら、せいぜい稼げても20万円がいいところです。

1000万円稼げるようになりたかったら、長い時間をかけるか、手段を変える必要があります。

自分の目標と、取り組んでいる物販のスタイルがマッチしているのか。まずは立ち止まって考えてみましょう。

では、一般的な物販における利益計算は

となります。
(送料は自己負担と相手負担の場合があるので( )書きです)

各種手数料には、

などがあります。



「売上100万円」、「利益率が10%」で「10万円の利益」だとすると、
大体100万円の売り上げを立てるのに65万円くらいの仕入れが必要になるので、

10万円を稼ぐのに65万円持っていないとダメなことになります。
(クレジットカード枠65万円でも可)

逆に、利益率が30%あるとすると、
100万円の売り上げを作るのに、30万円程度で済むことになり、
30万円持っていれば、30万円稼ぐことができる、ということになります。

資金が何百万、何千万、それ以上あるなら問いませんが、多くの方は、それほど多く資金を持っていないと思います。

利益率を考えずに取り組むと、
100万円売り上げたのに、手元に10万円しか残らない。あれ?思ったより手元に残らないな、、、
資金が尽きて事業を拡大できない、ということになりかねません。

利益率が低いと、返品や返金が数件発生してしまっただけで、赤字に転落してしまう危険性がありますので、少なくとも15~20%は欲しいところですね。

自分の手持ち金額がいくらで、どれだけの利益がほしいのかを考えて販路や商材を選ぶことがとても重要です。

僕の実績や周りの方の話を聞いて、各販路と見込める利益率の目安についてまとめてみました。
※いろんなやり方があり、もっと高い利益率を出している方もいます。
 リスクを負ったり、手間をかけると利益率は高くなります。

税金についても、のちに詳しく解説しますが、
輸入についてはあとで消費税を納める必要があり、
逆に輸出は、仕入れにかかった際の消費税を還付金として、あとから返してもらうことができます。

輸入、輸出、国内、それぞれにいいところがありますので、ハイブリッドで行うのが一番のおススメです。

同じように取り組んでいても、合う合わないが顕著に出ますし、成果が出やすい販路も人それぞれです。

やってみなければわからない、というのが正直なところなのでどれでもいいからやってみる、というのもありだと思います。


②プラットフォームと売り方を決める

どこのプラットフォームに取り組むかは一番時間をかけて悩むところだと思いますが、正直どこでもいいっていうのが結論です。

どの販路にもめちゃくちゃ稼いでる人がいて、どこを選ぶかよりも、選んだところでどう戦うか。が重要になってきます。

ただ、その販路をやり続けなければいけないので、少しでも自分に合ったところでやってほしいという意味で、①でいくら稼げるのかについての話をしました。

「なんとなく輸出って響きがかっこいい」
「英語が好きだから」
「とにかく利益率を求めたい」

販路を決めるときは、そんな理由でOKです。

いろんな販路を紹介しましたが、今から[国内の新品せどり]はやめたほうがいいと思います。

もっともやりやすく、ライバルが参入しやすすぎます。人がたくさん群がると価格競争まっしぐらです。

それに、世間からも転売ヤーはあまりよく思われていません。
楽天がポイントせどりを制限し始めたように、各プラットフォームの規制は今後も厳しくなっていくことが予想されます。

メーカー側に立ってみればわかりやすいと思いますが、自分が作っている商品を、見知らぬ誰かが勝手に安売りしてたら止めさせたくなりますよね。

やりやすさ=長続きしない と思ってください。

長く続くビジネスの特徴は、

です。

逆に言うと、「これ難しそうだなぁ、自分には無理かも…」って思ったときがチャンスです。

きっとほかの人も同じように、無理だと思って辞めていきます。

稼いでいる人はリスクを負ったり、面倒くさいことをやっているから稼げている、ということを忘れないでください。

選んだ販路でいかに差別化するかが稼げるか稼げないかの分かれ道です。


③最初はとにかく販売実績を積む

これは多くの人がやりたがらないのですが、とてもとても重要です。

有在庫でも無在庫でも、
最初はとにかく、多少赤字でもいいから「売る経験」が必要です。

プラットフォーム側やお客さん目線で考えてみましょう。

プラットフォーム側は、変なセラーには売ってほしくないわけです。

・納期を守らない
・壊れた商品を送る
・在庫切れを起こしまくっている

このようなセラーは、プラットフォームの印象を大きく下げます。

Amazonで買った商品が壊れていたりすると、
バイヤーは「もうAmazonで買うのやーめた」となる確率が高いです。

なので、Amazonは変なセラーを追放します。
これを「サスペンド(アカウント停止)」と言います。

サスペンドになると、販売が継続できないだけでなく、売上金も振り込まれないという地獄のような状況になります。(仕入代の請求は来るのに、売上金が振り込まれない)

絶対にプラットホームの規約は守り、プラットフォームからもバイヤーからも信頼されるセラーになりましょう。

そして、なぜ販売実績を積む必要があるのかというと、
プラットフォームとバイヤーに信頼されるためです。

新規のアカウントは物を売りづらいです。
たくさんいい評価が付いているセラーと、評価数がゼロのセラーが同じ商品を同じ価格で出していたら、間違いなく評価が付いているセラーから購入されます。

このままだといつまでたっても自分からものが買われませんので、バイヤーが自分から買う理由を作ってあげなければいけません。

また、しっかり販売して、自分はちゃんとしたセラーだよ~
ってことをプラットフォームに早急にアピールするためにもたくさん売る、ということが最も効果的です。

そこで手っ取り早いのが、「安売り」です。
たくさん売って、販売実績と購入者からの評価を先にためてしまいアカウントを強化します。
(アカウントの強さとは、販売実績や高評価数などで決まります)

ebayの場合だと、オークション形式での出品も有効です。
中古ゲームのまとめ売りなどを仕入れ、ばらしてオークションで販売します。

ヤフオクより引用

$1からスタートすれば間違いなく注文が入るので、最も早くて確実な売り方ですね。(よっぽどヤバい商品じゃなかったり、ちゃんと商品ページを作れば)

アカウントが強くなると、自分からものが売れやすくなり、
同じ商品を同じように出していても、アカウントの強さによって売れ行きが全然違います。

各プラットフォームには、そのセラーが売れやすくなるかを決めるアルゴリズムがあります。

ebayで言えば、「SEO」
Amazonで言えば、「カート取得率」

といった指標です。

利益がでない販売は、すごくやる気が出ませんが、初期投資・勉強代だと思って、経費をかけることがとても重要です。

僕や周りの人の経験上、最初に遠回りした人が、結果的に早く稼げるようになっています。

急がば回れ、というように、早く稼げるようになりたい方は、このプロセスを必ず通りましょう。

プラットフォームからの評価が高いセラーが、たくさん売ることのできるセラーとなります。


④アカウントのいい状態を保ちつつ出品数を増やす

たくさんの商品を売っていると、一定の確率で、悪い評価やクレームがきます。たとえ自分に非がなくてもこれらはしばしば起こります。

輸送中の破損や、その国の治安が悪く物が届かない、などです。
もちろん、自分や外注さんのうっかりミスもあります。

アカウントに高評価がたくさんついていたり、直近でも売り上げが立っていても、苦情などによって、売り上げが一時的に下がる、といったことが起こります。

人間なので、ミスがゼロになる、ということはあり得ないでしょう。
こういったトラブルは一定数起こると思って構えておくことです。

とはいえ、全く対策しないのは問題ですので、
いかにその割合を減らしていく施策を立てるかが重要です。

トラブルが起こるたびに、その時に行った行動と、次同じことが起こらないようにするための予防策を立てます。

どのような対応を取ったか、
同じトラブルが起こらないようにどんな工夫をするか、
これらを蓄積するとマニュアルになり、仕組みになります。


これを繰り返すことによって、アカウントの状態を良好に保ちやすくなり、売り上げを安定的に上げられるようになります。

⑤仕組み化して事業を拡大させる

仕組みを作ると自分で何もしなくても売り上げが上がるようになり、時間ができて、販路や事業を拡大することができます。

僕自身も、現在は自分が何を売っているのかも知りません。
ほぼ放置で月に数百万円売り上げられる仕組みを作っています。

時間を作って、次の販路を作ったり、別の事業を構築することに時間を割いています。

一つのストアを手離れできたら、各アカウントごとにテーマ(扱う商品のジャンル)を決め、1ヵ月に10万~30万くらいの利益を生み出すお店を複数個作る。

これが最も現実的で、稼いでいる人の誰もがやっている販売戦略です。


ショップごとにテーマを決めることもとても重要です。

リアルの店舗を思いだしてみていただいたらわかりやすいと思います。
いろんなジャンルの商品がざっくばらんに置いてある店よりも、
「これが欲しい!」
と思って行く専門店のほうが、多くの人が来るのは想像するにたやすいと思います。

例えば、釣具専門店を作ったとして、釣り竿やルアーだけでなく、釣り用のバッグやジャケットを出品するなど、同じジャンルで統一しつつ、カテゴリーを3つ程度取り扱うことも有効です。

どんな商品を陳列させればお客さんが来るか、
自分だったらどんな店を選ぶかを考えると、アカウントのテーマを決めやすくなるので参考にしてください。

専門店にすると、リピートしてくれる確率や、直接取引に持ち込める可能性も高まります。

月利20万円のお店を5個作るのが、月収100万円を達成するのに最も現実的で、安定性の高い方法です。

話をまとめますと、

というステップになります。

どの販路にも大体当てはまるようにしたため、若干粗が残っていますが、まずは大枠でとらえていきましょう。

わからないところはご質問ください!
公式LINEで個別相談を受け付けております。

各販路ごとの詳しい攻略法は、別の記事で解説していきます。


作業を自動するための外注化の方法


この章では作業を自動&仕組み化するために必要な外注化のお話をしていきます。

外注化に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?

・難しそう
・まだ自分には早い
・利益が出ていないのに、経費を増やせない
・そもそも自分ができないから他人に教えられない

などなど、外注化したいと思っていても、実際に踏み切れない人の言い分を山ほど聞いてきました。

物販の作業は、細分化するととても単純な作業になり誰でもできるものとなります。

✅この章の内容
 ①業務を細分化して考える
 ②業務の任せ方
 ③外注の募集方法
 ④外注化のポイントと注意点

①業務を細分化して考える

物販の流れは分解すると以下の表のように考えることができます。

【無在庫販売】

【有在庫販売】

上記の⑴~⑸に分けて考えるとかなり頭の中が整理されると思います。
※この章では主に無在庫での販売についてお話していきますが、有在庫でも参考になることが多くあると思いますので最後まで見ていただければ幸いです。

⑴リサーチ

リサーチはなんとなくでやるのではなく、しっかりこういう手順でやるということを詳細に、かつ明確にして、説明ができるようにしておくことが大事です。販売金額や利益率、販売数などの判断基準を数字で表せると外注さんもわかりやすく、自分が思っている通りに行動することができます。

⑵出品

出品は手作業で行う出品と、ツールを使用して行う出品があります。こちらも同じく、タイトルの決め方や、商品説明をどのような手順で決めていくのかを明確にしてあげることです。

⑶仕入れ

仕入れ作業は多くの人が不安を抱えるところです。クレジットカードの情報を渡して、勝手に買い物をされないかと心配する方が多いです。個人的にやっている工夫や、おススメの方法をご紹介します。

チャージ式のプリペイドカードを渡す
 万が一外注さんが勝手に買い物しても、チャージした分しか使えないので、リスクが減ります。

Amazonビジネスを利用する
Amazonには一般のお客さん用と法人/個人事業主用があるのをご存じですか?
法人用を使えば、カード情報を知られることなく仕入れ作業を任せることができます。
ものによっては10%くらい安く買えることもあります。

✅信頼できる人か確認する
僕は外注を募集するとき必ずZoomでお話します。他にも、募集するときにあえてちょっと面倒くさい条件を付けて、応募のハードルを上げます。こうすることで、変な人が応募してきにくくなり、自然とまともな人の割合が上がります。。契約書を交わしたり、個人情報(免許など)を事前に提出してもらったりすることもあります。

⑷梱包/発送

仕入れた荷物を梱包してバイヤーに発送する作業ですが、意外に手間と時間がかかります。
単純作業になりますので、できるだけ早く人に任せたい部分です。個人で物量も少ないと送料が高くなりますので、業者に委託するのが賢明です。いくつかの会社が発送代行のサービスを提供しております。筆者である僕も発送代行のサービスを提供しておりますので、良かったらサービス内容だけでもご覧になってください。

https://intiraymi428.wixsite.com/my-site

⑸顧客対応

顧客からくるメールに返信する必要があります。問い合わせの内容で多いのは、

・商品の詳細についての質問
・価格交渉
・クレーム
・返品希望


などです。クレームを見ると精神が削られることが多いので、外注化を早急に進めていい部分ですね。英語を使った仕事をしたいという方はとても多くいるので、比較的簡単に外注さんを見つけることができます。

問い合わせの内容にはある程度パターンがあるので、テンプレート化して毎回毎回1から文章を作らないようにしましょう。

新しい種類の問い合わせが来るたびにテンプレート化していけば、それが仕組み化に繋がります。

顧客対応返信テンプレート例一覧

上記のように一つ一つの業務を分解して考えていきましょう。

②業務の任せ方

まずは、なんの仕事を依頼するのかを決めましょう。
おススメは、「売上の上がらない作業」からです。

梱包や発送業務にいくら力を注いでも売上に影響はありません。しかも、かなり時間や労力がかかる作業であり、かつ誰でもできる作業なので、こういう業務から任せていきたいですね。

そして、できた時間で自分は売上を上げるための作業に注力するのがベストです。
後は、自分がやりたくないこと、人手を増やしたいことを外注化していけばいいかと思います。

任せることが決まったら、雇った外注さんに、いかに自分の思い通りに動いてもらえるかが、自動化するためにとても大事なことです。

外注さんが迷うと自分への質問が増えたり、ミスを修正する必要があったりと、逆に手間が増えてしまう恐れがあります。

外注さんが上手く動けないときは、自分に責任があると思いましょう。
くれぐれも外注さんに責任を押し付けることのないように。

ミスなく確実に業務をこなせるようにするためには、一つ一つの業務を単純に、シンプルにすることがとても重要です。

より簡潔にすると、万が一外注さんが辞めてもすぐに補充することができ、教育の時間を大幅に短縮することもできます。

小学生でも理解できるくらいわかりやすくしてあげましょう。

少し作業が複雑で難しいときは、動画のマニュアルにすると細かい動作まで真似することができるので便利です。

マニュアル作りが難しい方は、外注さんに作業内容をZoom等で説明し、その録画を渡してあげるのも効果的です。マニュアルを作る時間も最小限で済み、かつ業務内容をしっかり理解できる内容になると思います。

③外注の募集方法

外注の募集方法についてお話します。

⑴クラウドソーシングサイトの種類

クラウドソーシングサービスがいくつかありますので、代表的なものを挙げていきます。

✅代表的なクラウドソーシングサイト
⑴クラウドワークス
⑵ランサーズ
⑶シュフティ
⑷Upwork

一つ一つ僕が経験を元に特徴を解説していきます。

日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」


最も有名で人気なクラウドソーシングサイトです。
非常に使いやすく、ワーカーさんの登録も多いです。一番使う頻度が多く、クラウドワークスだけの使用でも問題ないと思います。

仕事を投稿してから公開までの審査が早く、審査通過率も高いです。
バランスの取れたサービスです。

⑵ランサーズ

ランサーズは高度なスキルや資格などを持ったプロフェッショナルが多いイメージです。

サイトやツールの作成といった高度な技術が求められる仕事はこちらで募集することをお勧めいたします。

⑶シュフティ

主婦の方がメインで登録されているサイトです。外注業務を募集する際に重宝するのはやはり主婦の皆さんです。

時間があって融通が効いたり、比較的安い価格で業務を請け負っていただけます。
ただ、シュフティは仕事の審査がとても厳しい印象です。
恥ずかしい話、3,4回シュフティで募集をかけようとしましたが、1回も審査通らなかったです(笑)(同じ内容でクラウドワークスで通るのに涙)

⑷Upwork

海外版クラウドワークスとも言える、海外のクラウドソーシングサイトです。
海外在住の外国人こそ、現地でどんなものが人気なのかをよく理解しています。
リサーチ等の外注にはぴったりですね。

また、安い人件費で優秀な人材を雇えることもあります。
安かろう悪かろうではなく、優秀で安い労力を得られるチャンスなのでぜひ活用してみてください。

ただ、当たり外れが激しいことがデメリットとしてあるので、人材選びには注意が必要です。

過去の実績を見たり、やりとりを多めにしてみて慎重に選ぶようにしましょう。


⑵募集文の書き方

募集文はしっかり書きましょう。
内容がしっかり伝わるように書かないと、高確率でハズレを引くことになります。

募集の仕方が悪いと5~10人に1人しか、合う人に当たらないかもしれません。

僕も外注化に関してはたくさんの苦労をしました。何人も雇い、何人もサヨウナラをしてきました。

しかし、その経験もあって今ではほぼ一発で、この人で良かったと思える人を雇うことができています。

やっぱりスムーズに仕事をするためには、言われたことをしっかりやってくれる外注さんがいいと思います。

自分の利益だけを考えて、求めているような仕事をせず、いかに楽にたくさんの報酬をもらおうかと考える人もいます。

合う人を引き当てるテクニックなど、僕が外注を募集するときに気を付けていることをご紹介いたします。

✅募集時に気を付けていること
・仕事のカテゴリーを間違えない
・タイトルには人がどんなキーワードで仕事を探すかを考えて言葉を選ぶ
・募集文を見ただけで仕事の内容がイメージできる
・質問したい内容を応募文に記載してもらう
・応募のハードルを上げる

・仕事のカテゴリーを間違えない


まず仕事の募集文を作成する際にカテゴリーを選択しますが、カテゴリーを間違えると的外れな応募ばかり来ることがあります。ワーカーの中には、あるカテゴリーで募集されている仕事に対して、定型文を送りまくっているような方もいます。

的外れな応募はノイズでしかないので、いらない通知を増やさないためにも間違えないようにしましょう。

・タイトルには人がどんなキーワードで仕事を探すかを考えて言葉を選ぶ

タイトル付けは物販と同じでとても重要です。
タイトルは募集文を読ませるためのキーになる部分なので、言葉選びに気を遣いましょう。

仕事を探している人がなんというキーワードで検索するか、
そのタイトルを見た人が中身を見てみたくなるかを考えましょう。

「カンタン」「ノルマなし」「いつでもどこでも作業可能」「未経験可」
など、自分でもできそう!と思わせるタイトルにしたり、

「英語」「簿記」などのスキルを活かせる系にするなどの工夫をしましょう。

・募集文を見ただけで仕事の内容がイメージできる

募集文を見た人が仕事内容をイメージできるようにしましょう。
自分が行っている業務の全容や募集に至った経緯、業務内容を5W1Hに基づき順序だてて説明、これらを意識して書くとイメージがしやすいです。

文章でイメージさせるのが難しいときは画像や動画を添付したりします。
画像はペイントやパワーポイントなどでも簡単に作れます。


・質問したい内容を応募文に記載してもらう

【 応募方法 】
下記をご記入の上、ご応募ください。

・名前
・年齢
・居住地
・家族構成
・簡単な経歴
・その他取り組んでいる副業があれば
・本件に活かせそうなアピールポイントがあれば

次にやっていることは、応募者に聞きたいことを募集文の最後に記載してしまうことです。
応募者に聞きたいことはだいたい決まっていると思いますので、誰にでも質問することは、応募時に「これらの質問の回答を添えて応募してください」という形式にしています。
Zoomで話ができるか、チャットワークでやり取りができるかなどを聞いています。


・応募のハードルを上げる

最後が、募集のハードルをあえて上げるという作業です。
上記に書いた、Zoomで話ができるかや、経歴やスキルを細かく求めるなど、応募するのが面倒くさくなるような文言を入れると変な人が応募してくる確率が下がります。

楽して稼ぎたい人は、面倒くさいことが嫌いです。
ちょっと応募するのがめんどくさそうだと思うと、応募してこなくなります。

応募のハードルを上げることで募集してくる数は減りますが、「吉」以上しか入っていないおみくじを作ることができます。

④外注化のポイントと注意点

ワーカーさんの中には一定数、ちゃんと働いてくれない人がいます。僕もはじめのうちは、どうやって雇う人を決めるのかがわかりませんでした。

なのでなんとなくで選んだ結果、ちょっとした融通がきかなかったり、仕事をしてくれなかったり、テキトーにこなす人に多く当たりました。

過去30人以上募集してきて、はじめのうちは5人に1人いい人を雇えれば御の字という感じでした。

しかし、応募の敷居を高くすることによって変な人に当たる確率が大きく下がった気がします。というより、最近はほとんど、いい人しか応募して来ません。

仕事をテキトーにするような方は、応募するのが面倒くさそうな仕事には応募しません。
応募の数は減りますが、質のいい方ばかりが応募しに来てくれるので、安心して人を選ばせていただくことができます。

また、金額設定も大きな鍵です。

雇う側はなるべくお金を払いたくないですが、働く側は少しでも多くのお金が欲しいという矛盾があります。

経費をケチって安い金額で募集すると、それ相応の能力のある方からの応募が多くなります。自分だったらこの金額でやるかを考えて値段設定をしましょう。

どんなに安くても時給700~800円以上になるくらいには設定していたほうがいいです。

外貨の受け取り方

海外で売り上げたお金は、当然外貨のままなので、日本円の口座で受け取ることができません。

そこで一時的に売上を受け取るための口座を用意する必要があります。
今となっては一択しかないのですが、「Payoneer」です。

ちょっと前まではWorld FirstやPayPalも多く使用されていましたが、World Firstは日本撤退で新規顧客募集の停止、Paypalも多くの問題を引き起こしているので、使用する必要があまりないですね。

Payoneerだけ用意すれば十分です。

Payoneerでは様々な種類の外貨を受け取ることができます。またAmazonの複数アカウントを運用する際には、同じ通過の口座を2つ作ることもできるためおススメです。

☆トータルで$1,000(USD)受け取ると$25のキャッシュバックがもらえるキャンペーン中☆
【物販やってたら$1,000なんてすぐ行きます】

Payoneer登録ページ

http://share.payoneer.com/nav/nFlpSiB2z3C3vYx9MX4d8Sj4SzyjBYUm5kKVv2d6WCV8zjf6T71b7WaTKW6Azv231yr2NaTh99YYWLJtYTLuOQ2

国際配送の知識

この章では国際発送の知識についてお話をしていきます。

✅国際配送の知識
①日本郵便での国際発送
②クーリエとは
③クーリエの送料の決め方について
④保険について
⑤国際発送する際の注意点
 送れないものを知ろう

①日本郵便での国際発送

公的機関による国際発送です。
皆さんがいつも郵便などを送る際に使用している日本郵便は国際発送にも対応しています。
送り方や配達の早さによって、4つのプランが用意されています。(船便を入れれば5つですが、船便はほぼ使わないので割愛します)

⑴SAL便(サル便)
⑵eパケット
⑶eパケットライト
⑷EMS

⑴SAL便(サルビン)

エコノミー航空便ともいい、日本国内と到着国内では船便として扱い、両国間は航空輸送するので、船便より速く、航空便より安いサービスとなっています。
船便と比較すると安いですが、航空便の中では最も遅い配送方法です。

小包は同時にまとめて利用すれば料金割引(10個以上10%、50個以上20%)を受けることができます。

配達日数は、中国や東南アジア諸国でも2週間以上かかり、欧米では国・地域によって2〜4週間とかかるため、「時間に余裕があって」「料金を抑えたい」という場合にはお得な輸送方法の選択のひとつです。

注意点として、荷物の追跡をすることができず、詳細な貨物情報を顧客に届けることができません。

ローコスト ロークオリティな配送方法という認識で間違いないです。

日本郵便公式サイト:エコノミー航空(SAL)便について
https://www.post.japanpost.jp/int/service/dispatch/sal.html

⑵eパケット

正式には国際eパケットと言います。
重さ2kgまでの物品を比較的安く送ることができるサービスです。

大きさと重さに制限があり、重さは2kgまで、大きさは箱の3辺、長さ・幅・高さの合計が90cmまでです。

1辺の長さは60cm以下にする必要があります。

航空便扱いとなるため、配送スピードも「中」といったイメージです。一部の国で追跡ができるほか、6000円を限度に補償もあります。

配送にかかる時間の目安としては、東京からニューヨークまでであれば、国際eパケットは7日程度、国際eパケットライトは2週間前後となります。
(コロナの影響や込み具合によって予定と異なることがあります)

金額の目安は以下のリンクから送料表をご参照ください。

国際eパケット - 日本郵便
国際郵便マイページサービスのオンラインシッピングツールなどでラベルを作成することで、小形包装物(2kgまでの小形物品)の、書留付きの航空扱いを、従来よりリーズナブルな料金でご利用いただけるネット限定のサービスです。


また、専用ラベルは日本郵便の「国際郵便マイページサービス」に登録すれば、誰でも作成できます。郵便局に出向いて手書きのラベルを書く必要がありませんので、作業がとても楽です。

日本郵便国際マイページ
https://www.int-mypage.post.japanpost.jp/mypage/M010000.do

eパケットは輸出物販セラーにとってメインとなる配送方法なので、しっかりと押さえておきましょう。
(2022年8月現在、新型コロナウィルスの影響で多くの国でeパケットが使えない状態となっております)

日本郵便公式eパケットについて
https://www.post.japanpost.jp/int/service/epacket.html


⑶eパケットライト

正式には国際eパケットライトといいます。
eパケットライトはその名の通り、eパケットの下位グレードのような立ち位置の配送プランになっております。
大きさ・重さの上限はeパケットと同じ、重量2kgまで、3辺サイズ90cmまでです。

扱いはSAL便と同じですが、追跡が可能です。(一部の国と地域を除く)

しかし、配達はポスト投函により完了となり、サインが不要なため保証などは付いていません。

※2022年8月現在、新型コロナウィルスの影響でeパケットは使用できません。

日本郵便公式eパケットライトについて:https://www.post.japanpost.jp/int/service/epacketlight.html

⑷EMS

日本郵便で使用することのできる最も高級な発送方法です。
主要な国であれば3-5日で到着し、20,000円までの保険がかけられています。(20,000円を越える保険は追加料金)

高級というだけあって、送料はもちろん一番高いです。
しかし、早さや追跡ができること、保険などのことを考えると、EMSでの発送は最も安全で顧客思いな発送方法となります。

重さは最大で30㎏までとなります。

EMSも国際マイページから手書きをせずにラベルを印刷することができます。
https://www.int-mypage.post.japanpost.jp/mypage/M010000.do

EMS料金表
https://www.post.japanpost.jp/int/charge/list/ems_all.html

②クーリエについて

クーリエとは、民間業者が運営する「国際宅急便」のことで、輸出物販におけるクーリエは主に

【DHL】と【FedEx】を指します。

持っておくべきイメージとしては、

DHLがちょっと高めでより速い
FedExがちょっと安めでちょっと遅い

DHLが数百円高くて、1,2日届くのが早いといったところですね。

とても微妙な差で地域や商品の大きさで変わりますが、上記のイメージを持っておきましょう。

また、傾向として、

~2kgまではDHLが安い
2kg~7kgまではFedExが安い
7kg~はDHLが安い

といった感覚があるので、皆さんもたくさん売ってみて確認してみてください。

⑴クーリエの特殊な送料計算

クーリエは特殊な計算方法で送料の計算をします。

ここで出てくるキーワードが

です。

「実重量」とは、純粋な実際の重さを指します。

「容積重量」とは、”大きさを無理やり重さに見立てる計算式”で計算されます。

そして、実重量と容積重量の”重い方”が実際の送料として採用されてしまいます。

例えば、箱の規格が、 

大きさ 30cm×20cm×10cm、 重さ 1kg 

だとすると

30×20×10÷5000=1.2㎏

1.2kg > 1kg なので、容積重量が採用され1.2kgのときの送料が請求されます。そしてこの計算はほとんどの場面で、容積重量が勝ちます。

実際の重さよりも、容積重量が採用されることが多いと理解しておきましょう。

⑵追加料金

上記は純粋な送料のお話でした。残念なことに追加でかかる料金が主に3つあります。

・燃料サーチャージ
・遠隔地手数料
・繁忙期手数料

・燃料サーチャージ
 燃料サーチャージとは、燃料費です。
 ガソリンの値段が上下するのと同じように、飛行機の燃料費も上下します。
 DHLは月に1回、FedExは1週間に1回、燃料費の更新が行われます。

・遠隔地手数料
 日本でも、北海道や沖縄への配送料が高くなるのと同じように、外国にも特定の地域で配送料が高くなることがあります。
 遠隔地手数料が存在する主な国は、オーストラリア、カナダ、イタリア等です。

プラスで2,600円くらい高くなるイメージです。

事前にわかったら日本郵便で送るなど対策をしましょう。日本郵便だと遠隔地手数料がかかりません。安全性を加味して、EMSで送ることをおススメします。

・繁忙期手数料
 ホリデーシーズン(11月~12月)など忙しい時期にかかる手数料です。数百円であることが多いですが、上乗せされる手数料の一つとして頭に入れておきましょう。 筆者は、全然繁忙期じゃなくない?っていう時期でも加算されていたことがあります。。。

2022年8月現在、ロシアによる軍事作戦の影響で、燃料サーチャージがとても上がっています。サーチャージは遠隔地手数料にも上乗せされるので、送料の設定や配送方法の選定には十分注意しましょう。

⑶梱包資材について

それぞれのクーリエで専用の梱包材を用意しています。
クーリエと契約を結ぶと梱包材をタダでもらうことができます。その代わり、しっかり売上に貢献しましょう(笑)

それぞれのクーリエで用意された梱包材にはいろんな種類があります。

DHLは箱型や長いものを入れられる三角柱型の箱、フライヤーと呼ばれるビニール袋があります。

これで全てではありません

Fedexには箱型の梱包材、同じくフライヤーと呼ばれるビニール袋に加え、内装をエアキャップで加工された封筒型の袋もあり、さまざまです。

両社が持っているフライヤーに入れることができると、容積重量ではなく実重量だけで換算してもらうことができます。
(フライヤーに入っても一定の大きさを越えると容積重量で換算されるとも)

もらえる梱包材で済ませることができたら、経費がかなり浮きますので上手く使いたいですね。

⑷送料を安くする豆知識

クーリエは契約する人の物量によって、送料が大きく異なります。
個人で契約したり、物量が少ないと使い物にならないくらい送料が高いです。

月にどんなに少なくても100個以上は発送しないとまともな料金で契約することはできません。

初心者の方は発送代行業者に発送を依頼することをおススメします。
1発送ごとに手数料がかかりますが、かなり安い送料でものを海外発送でき、かつ発送の外注化も一度に済ませることができます。

筆者も売れた後の流れを自動化】する発送代行事業を行っておりますので、発送に困っている方はぜひご覧になってみてください。

https://intiraymi428.wixsite.com/my-site

また、DHLにはebayセラー特別料金というものが存在します。
DHLの営業さんに確認してみると、そこまで物量が多くなくても安い金額で契約できるかもしれません。



④保険について

発送したものに保険をかけることができます。

DHLでは、税関への申告額(インボイスの金額)の60%ほどの保証がデフォルトで付いてきますが、追加で、
・2,500円
 or
・申告額の1.2%

の高い方を支払う事で全額保証を受けられます。(保証会社の審査によっては全額にならないことも)

保険をかけない場合、商品代金に対する保証は受けられますが、送料は戻って来ません。

FedExの場合、
12,500円までは自動で保証が付いており、以降12,500円ごとに170円で保険料を増額することができます。

高額商品や、繊細なバイヤーさんの場合にはかけておくことをおススメします。

⑤国際発送で送れないもの

動植物や火薬などの危険物、バッテリーなど航空便で送れないものが多く存在します。
売れてから問題になる前に、大まかに発送できないものを理解しておきましょう。

事前に出品してはいけないものを知ることで、トラブルを回避できます。

こちらからご確認ください。
https://www.packstyle.jp/kiken.pdf

発送関連は物販においてかなりの比重を占める重要事項です。
バイヤーに荷物を届けるまでが仕事なので、ここを疎かにしないようにしましょう。

ホリデーシーズンについて

①ホリデーシーズンとは
②とにかくものが売れる
③起こりえるトラブルについて
④売上を爆発させるための事前準備

①ホリデーシーズンとは

アメリカにおいて、11月の第4木曜日にある「サンクスギビングデー」からクリスマスまでの約1か月間を指します。

ホリデーシーズンには4つの大きなイベントがあります。

⑴11月の第4木曜日にある「サンクスギビングデー」

⑵その翌日の「ブラックフライデー」(売れすぎて事業が一気に黒字化することから)

⑶その次の月曜日「サイバーマンデー」(リアル店舗で買い損ねたものをネットで買うことから)

⑷12月第2月曜日「グリーンマンデー」(前2つの祝日に買い損ねたものをクリスマスに間に合うように買うことから)

この期間では、大事な人にプレゼントを送るために人々の購入意欲が急上昇します。
主にプレゼントになるものの需要が伸びますが、全てのカテゴリーにおいて売上が伸びます。

ちゃんと準備していれば少なくとも月商ベースで2倍、すごい人だと5倍とかになったりします。

②とにかくものが売れる

ホリデーシーズンでは、とにかくものが売れます。
どれくらい売れるかというと、売り上げが一気に2~5倍になります。


アメリカに限らず、他の国でも同じように売上が伸びます。日本においても、クリスマスにプレゼントを買う流れは容易に想像できると思いますし、12月にはボーナスもありますね。

僕の経験上、あらゆる国で需要が伸びます。
有在庫でやっている方は仕込みをしておきましょう。
海外のFBA(Amazon)で売っている方は、配送混み合い、いつもより多くの時間がかかりますので、遅くとも10月中には到着するように荷物を送りましょう。

個別の配送もホリデーシーズンでは混み合い、配達により長い時間がかかります。

③起こりえるトラブルについて

売れる数が増えれば、比例してトラブルの数も増えます。
ホリデーシーズンは各プラットフォームもピリつきます。アカウント停止などの処分が増える時期でもありますので、どんなトラブルがあるか事前に把握し、その対策を立てましょう。

⑴各種作業の増加

売上が上がればそれに伴って、仕入れ作業や顧客対応の件数も増えます。
副業でやっている方は特に、雑務に追われることになりますので、ホリデーじゃないときの作業が2倍3倍になったときに、自分一人で対応できるかを考えてください。

答えがNoなら、外注化が必要です。
ホリデーに入ってしまうと外注化を進める余裕すらなくなってしまいますので、ホリデーに入るまでに外注を雇い、教育を済ませておきましょう。

業務をどうやって効率化するかを考えるのもすごく重要です。

ホリデーシーズンは顧客からの問い合わせも増加するのですが、
問い合わせの内容は、パターン化されていることが多いです。例えば、、、

・私の商品はどこにあって、いつ届くの?
・キャンセルしたい
・$○○になりませんか?

などなど、想定される質問について、定型文を用意しましょう。
毎回来るメッセージに、1から返信文章を作成していると、余計に時間がかかります。
こういう問い合わせが来たら、この定型文で返す(一部修正は必要)というのを決めておくと、業務にかける時間が減り、ミスも減らすことができます。

僕が実際に使用している定型文の例はこちら。
【めっちゃ楽】顧客対応返信テンプレート(例)

すぐに作業を完了できる体制を整えることが効率化に繋がります。


⑵発送遅延・配達遅延

発送遅延はアカウントヘルスに傷をつける原因になりますので、細心の注意を払いましょう。

注文が多いと発送期限が近づいてきていることに気づかないことがあります。監視する役の外注さんを置いてもいいと思います。

繁忙期のため、配達にもいつも以上に時間がかかります。ホリデーシーズンにeパケット等を使用すると、到着予定に間に合わないことが多々あります。

多少経費をかけてでもDHL、FedEx、EMSを使用しましょう。
顧客目線で事業を行うことが大事です。

⑶在庫切れ

無在庫で売っている方は、在庫切れを起こす確率が普段よりも高くなります。ebayでもAmazonでも在庫切れ(セラー都合)によるキャンセルはアカウントヘルスを悪化させます。

ツールの設定を変えたり、仕入れが難しくなりそうなものは取り扱いを控えるなど、アカウントを守るための対策をしましょう。

⑷配達ミス

売れる量が増えると、管理も大変になり、どの荷物をどこに配送すればいいのかわからなくなることがあります。
仕入れをする際に住所の最後に管理番号を付けるなど、配送する商品と注文の組み合わせを間違えないように工夫しましょう。

④売上を爆発させるための事前準備

有在庫なら在庫の確保、無在庫なら出品数の倍増を目指しましょう。
リミットなど、出せる出品数に余力があるなら、多少雑でも全て使い切りましょう。

海外のFBAに送る場合は、10月の中旬には発送を完了させておきたいところです。
出荷してから1か月たっても納品が完了しない例もあります。

ebayでそもそもリミットがない方は、リミットを埋めてリミットアップ申請を繰り返しましょう。無在庫はある程度の出品数があることが前提になりますので、まずは土俵に立つための下準備をしましょう。

ebayでリミットアップさせるための裏技も無料で公開しています。

【ebay】3か月でリミット10,000品/$600,000
リミットアップの裏技【テンプレートあり】

Amazonの無在庫販売をする場合、出品のリミットはありませんが、新規セラーが急に何千、何万品も出品するとサスペンドまっしぐらですので、1日100品から始め、徐々に増やしていきましょう。

以上、ホリデーシーズンは、
より早く準備し、
より多く出品し、
多くのトラブルに対応できる備えをすることが大事です。

売上を爆発させるために、徹底的に準備していきましょう!

会社にバレずに副業する方法

この章では、公務員の方や、副業禁止の企業勤めの方、その他副業をしていることを知られたくない方がバレずに副業する方法について解説します。

バレずに副業を行う方法2つを紹介します。

①住民税の納税方法を分ける
②会社を設立する

それぞれについて話す前に、前提をお話しますが、
副業やっていることを誰にも言わないことにしましょう。

信頼できる同僚であってもです。
上手くいくとどうしても誰かに言いたくなるのですが、絶対に言わないようにしましょう。

①住民税の納税方法を分ける

副業がバレる一番多い原因は、所得税が増えることです。
会社の給料が300万円/年なら所得税は30万円のはずですが、副業の収入があるとこれより増えてしまうため、会社の経理が「ん?!?!」ってなります。

所得税は課税所得の10%納める必要がありますが、その納め方には2種類の方法があります。

1つは、給料天引き、つまり源泉徴収ですね。
会社が勝手に税金を引いてくれます。

2つ目の納税方法は、普通徴収です。
これは直接税務署に対して税金を納めます。

会社の給料は天引き、副業の収入は普通徴収にすれば、会社の経理が見る所得税は会社の給料に対するものだけなのでバレません。
普通徴収の方法も、確定申告時に一つチェックを入れるだけで済みます。

画像引用元https://www.city.kita.tokyo.jp/zeimu/kurashi/zekin/noze/choshu.html

②会社を設立する

もう一つの方法は、会社を設立し収入を会社に貯める方法です。

「会社なんて難しそう・・・」というイメージがあるかもしれませんが、意外と簡単に作れます。
会社の作り方については、8万円以上お得に設立する方法を後述しますので、このまま読み進めてください。

自分が給与 / 役員報酬を受け取らなければ課税されないので、基本的にバレません。
得たお金を使いたいのであれば、親や家族を代表取締役にして、そっちに給与 / 役員報酬を支払い、その人経由でお金を使うという方法があります。

くれぐれも自分の銀行口座に入れないように。

これらの対策で基本的にバレませんが、
しかし、会社設立に関してちょっと心配なことがいくつかあります。

登記すると会社の所在地が公開されてしまうので、自分の自宅などを使用すると、確率は低めですがバレる危険性があります。

また、会社を設立すると、年金事務所に届け出を出して社会保険に加入しなければいけません。社会保険に加入すると、毎月の給与額に応じた社会保険料が給与から天引きされることになります。

2つ以上の会社で社会保険に加入している場合は、年金事務所の方で2つの会社の報酬額に応じた按分計算を行なって、それぞれの事業所へ通知を出します。

社会保険に加入している会社が1つの場合は当然通知が届かないため、この通知が本業の会社に届いた時点で「本業の会社以外の会社から給与をもらっていること」がバレてしまいます。

通知には会社名や代表取締役名は記載されていませんが、「どういった会社から給与をもらっているのか」などと上司から質問を受ける可能性は十分にあります。

やはり、給料は自分で受け取らない、そもそも代表取締役等の地位につかないのが安全です。

✅まとめ
①住民税の納税方法を分ける

②(自分じゃない人で)会社を設立する

これで好きに副業をすることができます。

最後にそもそもですが、公務員以外、副業は法律で禁止されていません。
会社が「副業禁止」と言っても、法的な拘束力はないと覚えておきましょう。

独立するならどっち?法人 or 個人事業主

この章では、独立するとき、法人、個人事業主の選び方というテーマについてお話をしていきます。

どんな違いがあるのか、それぞれのメリットデメリットをわかりやすく簡潔にお話します。

①法人と個人事業主の違い
②個人事業主のメリットデメリット
③法人のメリット・デメリット
④法人化のタイミング

に分けてお話していきます。

①法人と個人事業主の違い

まず違いについてですが、以下の3つの項目に分けることができます。

「手続き」「税金」「社会からの信用」

まず、それぞれを設立するための「手続き」ですが、

個人事業主は、「書類に必要事項を記載して税務署に提出する」だけの手続きで、1日で終わります。

個人事業主開業届

一方で、法人はかなり複雑な手続きが必要になります。
まず、法人と言っても、その形態は様々です。
物販ビジネスで候補になるのは、合同会社か株式会社だと思います。

法人を設立するためには、多くの決めごとが必要で、以下のようなことが挙げられます。

・法人の種類を選ぶ
・商号(会社名)を決める
所在地の管轄法務局で、同じあるいは類似する商号(会社名)がないかを確認し、商号を決める
・法人としての定款、概要を決める
(商号・社名、所在地、発起人、取締役、取締役と監査役の有無、資本金額、会社の事業年度)
・会社の印鑑を作成する
・役員の報酬を決める
・資本金額(最初に事業用に用意したお金)の払い込み
・登記書類の作成、申請

費用も一般的に合同会社で、最低でも6万円~
株式会社だと20万円以上はかかると思っておいた方がいいでしょう。

しかし。

今はいろんなシステムが発展してきたため、これまでより8万円くらい安く会社を建てることができます。
会社を建てるときも節約する方法があるということを知っておきましょう。

例えば、定款(会社の決まり事)を紙ではなく、電子定款にすると4万円安くなったり、司法書士に依頼する作業を、システムで書類を作ってしまったりすると、手数料(約8万円)がなくなったり。

わからないから丸投げ~ではなく、誰でも簡単に手続きができるようなシステムがあるので、知識を付けて知らないうちに損をしないようにしましょう。

定款の書き換えにも普通にやると9万円くらいかかったりするのですが、システムに必要事項を入力するだけの簡単作業で書類ができてしまいます。しかも手数料がかからないから安いといういいことずくしです。

司法書士いらずで費用半額にできるシステム書類作成はこちらの会社がおススメです!

2つ目の違いは「税金」です。

経費という言葉を聞いたことがあると思いますが、経費を上手く利用すると支払う税金をぐっと下げることが可能です。

法人は、経費として計上できる項目が個人事業主に比べて多いのが特徴です。

経営者本人・従業員への給料
生命保険
住宅賃料
出張費
休日出勤の日当

など様々なものを経費にすることができます。

個人事業主には所得税があり、所得額に応じて5~40%、
法人には法人税があり、所得の15~25.5%の税金がかかります。

経費を増やして所得を増やすことで、支払う税金を抑えることができます。
節税をしやすいのは、経費を増やしやすい法人ということですね。

また、最大の税率が個人事業主では40%、法人では25.5%なので、自分の所得が低い場合は個人事業主、高い場合は法人にしたほうが税率の面でも特になります。

「個人事業主の税率」
195万円以下 5%
195万円〜330万円 10%
330万円〜695万円 20%
695万円〜900万円 23%
900万円〜1,800万円 33%
1,800万円〜4,000万円 40%
4,000万円〜 45%

「法人所得税」
資本金など会社の規模によっても異なります。
800万円以下は15%、
800万円以上が23.2

「住民税」
個人事業主はおよそ10%、
法人は15~25.5%(最低7万円)

「事業税」
所得の個人事業主は3~5%
法人は2.7%~5.3%

いろいろな税率があって非常にわかりずらいですので、苦手な方は所得が800万円あるか否かでの判断でも可です。

もしくは税理士に相談しましょう。

3つ目の違いは「社会からの信用」です。

僕は独立と同時に法人を設立したのですが、法人でよかった、と思うことが多々ありました。

・法人でなければ登録できないサイト
・法人であることで取りやすかった資格
・他の会社から対等に見られる

などです。

手続きや、会社の維持が大変な分、逆にそれらをこなすことができれば、社会的信用は上がり、融資が引きやすくなったり、法人でないと取引ができない相手ともスムーズに取引ができるようになったりします。

②個人事業主のメリット・デメリット

個人事業主のメリットは、初期費用を抑えることができる事です。

・設立にかかる費用が少なくて済む
・即日設立できる
・一定の所得までは税金が安い

などなど、スタートアップの方には個人事業主からスタートさせるのが、不可が少なくスムーズにことが運びます。

一方デメリットは、

・社会的信用が低く、事業拡大の足かせとなる
・一定以上稼ぐと税金が割高になる

などです。

③法人のメリット・デメリット

法人のメリットは

・社会的信用が高く、事業を拡大しやすい
・節税対策が豊富

デメリットは

・初期費用が高い
・定款の書き換えなど、諸手続きも高い

④おススメのやり方

最終的には法人化を目指していると思います。
本気で取り組む覚悟ができているなら最初から法人化でもいいと考えます。

「覚悟はできているけど、最初からはなかなか踏み切れない…」という方はその時になっても踏み切れない可能性が高いです。

やっぱり最後は思い切りが大事なので、いつか…と思っているのであればGoです。

しっかりと計画と戦略を立ててやれる人は、手取りの所得(各種税金が引かれた後の所得)が800万円を越えたタイミングで法人化するのがいいと思います。

それでも心配な方は税理士に相談しましょう。
せどりを含むネット物販の実績もあるところなので、話を聞くところからパワーセラーたちもスタートしています。

近場の税理士を探すなら、税理士紹介ネットワークへ


知らなかったでは済まされないクレカの話

この章では、物販におけるクレジットカードの「絶対知っておくべき知識」についてお話します。

物販をやるにあたって、クレジットカードは命と言っても過言ではないくらい大切なアイテムです。
この話を知らないと、独立してから取り返しのつかない事にもなりかねないので、しっかり知識として吸収してください。

①独立するとクレカが作れなくなる?!
②用意すると便利なクレカの種類

①独立するとクレカが作れなくなる?!

信用情報についてはご存じですか?
国民は信用情報というものを持っており、社会的に信頼できる人かを見られています。

ここでいう信用とは、社会的地位、ちゃんとした仕事をしてる人かどうかです。安定した収入を得ているかどうか、とも言い換えられます。

クレジットとは、信用という意味なので、社会的信用がある人が持てるカードと言えますね。

医者や公務員と言った職業についている人が最も信用度が高く、大手企業の会社員などが続きます。

一方で、個人事業主や、独立したばかりの法人、一人会社の社長などは社会的信用が低い、という扱いになっており、クレジットカードが作りづらくなっています。

面白い話。大人気コメンテーター(?)の西村ひろゆき氏は、年収が1億あっても作れなかったクレジットカードがあったと話していました。

信用はクレジットカードの限度額にも影響があります。
その人の年収や年齢などによってクレジットカードの枠が決まります。

信用度が高かったり、たくさん稼いでいる人は大きいカード枠を持つことができます。

なので、大事なのは、

です。

できるだけ使用し、支払日にちゃんと使った額を引き落としできれば、クレカの会社側が、「この人は信用できるから枠を広げても大丈夫だ」という判断をし、申請したときに限度額が上がります。

支払いを滞納したりすると、信用が下がり、クレカ枠の減少、最悪の場合クレカ利用停止になります。

利用することでクレカ会社の売上に貢献し、枠を広げていきましょう。

次の章では、どんなカードを何枚作ればいいのかについてお話します。

②用意すると便利なクレカの種類

物販で重要視される指標の一つが、「キャッシュフロー」です。

直訳すると、「お金の流れ」になるのですが、売上や利益が出ていても、キャッシュフローが悪いと全然稼いでる感を味わうことができなくなる危険性があります。

どういうことか簡単にいうと、手元にお金が残らないのです。

物販では基本的にプラットフォームの集客力を借りて販売を行います。
返金などに対応するため、売上は一度プラットフォームに保留され、自分の手元に来るまでに時間がかかります。

仕入れてから売れて、手元にお金が入るまでの時間と、クレジットカードの請求が来るまでの時間で、どちらが早いかが非常に重要になります。

これは売上が大きくなるほど深刻な問題となります。

売上500万円、仕入値300万円だったとすると、500万円が入ってくる前に300万円の支払いが来たらかなり痛いと思います。下手したら「払えない」という方も多いはず。。。

なので、できる限り支払いまでの時間は長引かせられるように工夫する必要があります。

そこで大事なのが、

です。

クレジットカードには主に、

・10日締め4日付近の支払い
・15日締め10日付近の支払い
・月末締め27日付近の支払い

の主に3種類があります。

締日の直後に使用すると、最大で2か月近く支払いを先延ばしにすることができます。
確実に売上金を先に受け取れるように、支払日までを長くすることが大事です。

クレカの枠があると、現金がなくても物販ができてしまいますので、
物販は、クレジットカードの枠を現金に変える錬金術とも言えます。

それぞれのカードの使い方は以下の通りです。

✅カードの締日/支払日と使用するタイミング
・10日締め4日付近の支払い → 11日~15日仕入れ用
・15日締め10日付近の支払い →16日~月末仕入れ用
・月末締め27日付近の支払い →1日~10日仕入れ用

クレジットカードと支払日一覧

また、カードのブランドも重要です。
カードブランドは主に4種類

・Visa
・Master Card
・JCB
・American Express(AMEX)

があります。
決済する際には、使用できるカードが指定されていることがあります。
VisaとMasterは必須です。

国内利用で便利なのは、JCB、
持っていることがステータスになる高級路線のカードはAMEXです。

持っておくべきクレジットカード(マイルでタダ旅行に行こう)

先ほどもお話しましたが、クレジットカードの枠があると、現金がなくても商品の仕入れをすることができ、物販ビジネスに取り組むことができます。

そして、現金で仕入れを行うよりもメリットがあります。
その一つがポイント(マイル)です。

ポイントは実際に現金のように使えたり、マイルは旅行に使えたりします。
物販はカードを多用するので、ポイントがめっっっちゃ貯まります。

年間にすると、数百万、数千万なんて簡単にいきます。

定期的に無料の旅行に行けたりするので、お得感が半端ないです。

ただ、ちょっとだけ注意したいのが、カードによってもらえるポイントが異なります。
1%しかポイントがつかないものもあれば、3%つくものなど様々です。

カードを間違えると、年間で100万ポイント差がつくとか、ざらに起こりますので損をしないようにカードを選ぶ必要があります。

また、そのカードでもらえるポイントがどこで使えるのかも結構影響があります。
せっかくもらったポイントが使い道なかったら残念ですよね。

国内で最も広く使えるのは楽天カードですし、
お持ちのケータイキャリアがdocomoならdカードなど、ご自身が一番利用するポイントが貯まるカードを選びましょう。

そして、最もおススメするのがAMEX系のカードです
年会費に数万円かかるものが多いですが、その分メリットも大きいです。

ポイントの還元率がよく、物販の仕入れ等で利用するとあっという間にたくさんのポイントが貯まります。
貯めたポイントはマイルに交換することができ、国内外問わず様々なところにお金を使わずに行くことができます。

飛行機に実質タダで乗れたり、高級ホテルに格安もしくはタダで泊まれます。
上位グレードのカードだと、持っているだけで高級ホテルに泊まれたりします。

高級クレジットカードの中でおススメは、

・マリオットボンヴォイ・アメックスプレミアムカード(旧SPGカード)
・ラグジュアリーカード

です。

マリオットボンヴォイ・アメックスプレミアムカード(旧SPGカード)は

・更新ごとに無料宿泊特典がもらえる
・空港ラウンジの無料利用
・40社以上の航空会社のマイルに交換できる
・ホテルの部屋をアップグレードできる

https://www.monsterism.net/23314/
マリオットボンヴォイアメックスのすべて。使って分かったメリット・デメリット・特典を大暴露(MBAカード)
アメックス大人気のSPGアメックスがマリオットボンヴォイアメックスにリニューアル!一般カードとプレミアムカードが登場したので、それぞれの基本情報からメリット・デメリット、そしてどちらのカードを持つべきかまで徹底解説します!

VIPな気分を味わえること間違いなしです。
わかる人はカードを見ただけで「おっっ!」と気づくようなカードなので男のロマンを掻き立てられますね。

ラグジュアリーカードは素材が金属でできており、加工にはNASAに技術提供している会社の技術が使われているとか。

その見た目の高級感は圧巻です。

ユニークなサービスも付いています。

・贈り物探し
・レストランの選定
・予約
・旅行プランの提示
・一流ホテルでの部屋アップグレード
・リムジンでの送迎

他にも様々な豪華特典が付いていますので、高い年会費を楽にPayできるポテンシャルを持っています。

これらの高級カードのデメリットは、やはり年会費が高いことです。
マリオットアメックスの年会費は一般カードで23,100円
ラグジュアリーカードの年会費は、一番ランクの低いチタンカードでも 55,000円かかります。

例えば、楽天プレミアムカードなら、年会費10,800円でプライオリティ・パスの申込みが可能です。

コンシェルジュを利用する人や、会食などでコース料理を高頻度で利用するなど、付帯サービスの利用機会が多い人にとっては年会費以上のメリットがあります。

これらのカードには、年間で最低100万は決済に使用しなければならない、などの規則があるのですが、物販で使用すると100万なんて一瞬で行くのでとても相性がいいです。

ここも物販のメリットと言えます。

クレジットカードは本当にたくさんの種類があって選ぶのが大変ですが、カード選びを楽しみながらできるといいですね。
物販の副産物として、上手く使えば多くの恩恵を受けることができます。

ビジネスの拡大、プライベートのグレードアップに欠かせないクレジットカードを選びましょう。
クレジットカードと支払日一覧

後悔必至。独立の落とし穴

この章では独立することの恐ろしい部分についてお話していきます。

独立と聞くと「かっこいい」「憧れ」「いつか自分も…」という感情が湧くと思いますが、実際には大きなリスクや落とし穴があります。

・大きなお金を稼げる
・自由になれる
・かっこいい

など、いい部分ばかりに目が行きがちですが、安易な考えで独立すると全く正反対の未来が待ち受けている危険性もあります。

「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、悪い部分も十分に理解しておく必要があります。

独立するとどんなリスクが待ち構えているのか、事前に理解しておいてください。

①収入がなくなる
②誰にも守られていない
③社会的信用がなくなる
④精神的不安にさいなまれる
⑤リスクの向こう側に

僕が独立してみて感じたリスクはこれらのことです。
実体験に基づいて恐怖をお伝えしていきます。

リスク① 収入がなくなる
僕たちが行う物販は基本的にプラットフォームの集客力に頼って販売を行います。
なので、当然プラットフォームの規則を守らなくてはいけません。

副業ブームの中で物販は人気の業種です。プレイヤーの数が増えれば、「悪質なセラー」の数も必然的に増え、プラットフォームの規制は強くなっていきます。

近頃では、無在庫販売を規制する動きが見えたり、転売を規制するルールができたりしています。

なので、ある日突然物販が続けられなくなる、ということが起こり得ます。
つまり、アカウント停止になるということですね。

物販プレイヤーでアカウントが停止になったらある意味終わりです。
収入がある日突然途絶えるということになります。

あなたの物販のスタイルはアカウント停止になるリスクがありそうですか?
ずっと販売を続けられるようなノウハウで取り組んでいますか?

アカウントを増やしたり、多販路に取り組んだり、物販じゃない収入や、直取引などでリスクヘッジすることが超重要です。

リスク② 誰にも守られていない

会社員は会社に守られています。

働けなくなっても一定の給料は出たり、
保険料を半分負担してもらったり、
失敗の責任は上司に押し付けることができたり、
多少サボっても給料がもらえたり。

嫌なことが多い分、いい部分が見えなくなってしまいがちですが、会社員はかなりの恩恵を受けています。

僕はもともと公務員だったので特にこの恩恵を受けていたのですが、それは辞めてから気づくことになりました。

毎月ある程度決まったお金が自動的に口座に振り込まれること。
これはとんでもない精神安定剤だと、独立してから強く思います。

独立することは、砂漠の真ん中に一人で放り出されるような感覚です。
一人でも生き残っていけるという覚悟がないとやっていけないと思ってください。

情報発信している人はいいことばかりを取り上げてますが、実際はすごい努力をしています。

リスク③ 社会的信用がなくなる

独立すると、あなたは社会のいろんなところから信用されなくなります。
明日からお金が稼げなくなる確率が、会社員よりも高いからです。

会社員時代は、何事もなく通過していたクレジットカードの発行や、ローンの審査などが、独立したての頃は通過しづらくなります。

もともと持っているクレジットカードの枠も下げられたりすることもあります。

これらの審査は、収入や勤続年数、職種などを見て判断しています。
決算書などのちゃんとした実績を証拠として見せることができなければ、収入の安定度は低いとみなされ、自由にできないことが増えてしまうかもしれません。

リスク④ 精神的不安にさいなまれる

会社員は良くも悪くも、将来がある程度見えています。
数年後はあの上司のような立場になっているということが、なんとなく予想できるからです。

しかし、独立すると10年先なんて、どうなっているか全くわかりません。
3年先ですら、今思っているようにはなっていないでしょう。

独立すると、常にアンテナを張って情報をキャッチし、新しいことに挑戦し続けなければなりません。現状維持で満足した瞬間に後退が始まります。

独立すると、将来どうなっているのか。その不安と常に戦い続けなければなりません。
不安と戦い続ける覚悟、ずっと行動し続ける覚悟が必要です。

⑤リスクの向こう側に

不安を煽りまくるようなことを書いてしまって申し訳ありません。
しかし、これは現実として起こりえます。

怖がらせたいわけではなく、こんなはずじゃなかった。となる人を出したくないのです。
失敗する人を一人でも減らしたいという思いで書きました。

僕も実際これらのリスクに悩み、たくさん泣きました。
いっそ公務員でいたほうがよかったんじゃないかと思うこともありました。

こんなにつらいんだったら、多分ほとんどの人は独立するべきじゃないな、とも思います。

月商630万、月利130万円を達成した今でも、まだまだ夢半ばで現状に不安しかありませんし、まだまだわからないことだらけです。

ただ、一つだけ確信していることがあります。
僕がいつか人生を終えるとき、「独立の道を選んでよかった」と思うことです。

確かにつらくて苦しいことが多々ありますし、面倒くさいこと、やりたくないことがたくさんありますが、雇われているときよりも「全力で生きている」という実感があります。

言葉を選ばずに言うと、普通に会社員やっている同級生たちは、ここまで必死に生きてないだろうな。と思います。

そういう意味では、毎日毎日成長していることを実感するし、人生を無駄にしていないことを強く感じます。

あなたにも、今まで何かを頑張ったときに、つらかったけどやってよかった。という経験があるのではないでしょうか?

独立すると、それのもっと最強バージョンを味わえると思います。

僕は毎日毎日必死になって生きてきた自分をほめてあげられる日が来ると信じています。
人生をやり切りたい!という方は、独立して大変な道を歩くことをおすすめします。

消費税の基礎知識と還付金のしくみ

この章では、輸出物販における消費税の基礎知識と、還付金の仕組みについてお話をします。

①国内の消費税の流れ
②輸出の消費税の流れと還付金
③還付金の受け取り方

①国内の消費税の流れ

まずは国内の消費税の流れを押さえておきましょう。
図をご覧ください。

左が仕入れ先、真ん中が僕たちセラー、右が購入者です。

消費税は基本的に、物やサービスを買うときに消費税として8~10%支払います。

商品を仕入れる際にも消費税は発生していて、僕たちはこのとき、消費税を支払う側にいます。
商品代金は1,000円で100円の消費税を支払います。(A)

一方で売るときは、消費税をもらう側に回ります。
3,000円で商品を売り、300円を消費税として受け取ります。(B)

(AとかBとか、文字が小さくてすいません汗)

仕入れの際に100円の消費税を支払っているので、売ったときに300円もらいますが、
差額の200円を税務署に納めます。

これが国内消費における消費税の流れです。

②輸出の消費税の流れと還付金

次は輸出での消費税の流れを見てみます。

輸出では、仕入れの際に消費税を支払っていますが、販売時は消費税を受け取ることができません。
外国人は日本の消費税を払う必要がないからです。(海外で消費されているため)

国内の場合は、

【受け取った300円ー払った100円=差額200円】を納めていましたが、

輸出の場合は、

【受け取った0円ー払った100円=差額ー100円】となります。

差額がマイナスになったので、逆に払った100円を返してもらえるということになります。

これを還付金と言います。

なので仕入れに税込み110万円使ったら、10万円を返してもらえるということになります。

しかもこの還付金は仕入れに使用したお金のみならず、輸出の事業で使用したその他の経費にも適用されます。(梱包資材やツール代など)

消費税がどんどん高くなっていく事で、返ってくる消費税の額が増えるのはお得感がありますね。
今の時代に合っているビジネスだと言えます。

③還付金のもらい方

還付金をもらうためには、まず「課税事業者」である必要があります。

個人事業主でも、法人でも、起業してから2年間もしくは、年間売上が1000万円未満の間は自動的に「免税事業者」として登録されています。

課税事業者とは消費税を払う義務のある事業者です。
免税事業者は消費税の納税を免除されている事業者です。

一見、免税事業者でいることのほうがよく見えますが、課税事業者でないと還付金は受け取ることができません。

なので法人設立、個人事業主になったら、「課税事業者選択届出書」を税務署に提出して、能動的に課税事業者になる必要があります。

還付金の受け取り方は3種類あり、

1年に1回
半年に1回
3か月に1回

から選ぶことができます。

還付金を申請する際には、様々な書類が求められます。

・実際に海外で売上を立てていることを証明する書類 / データ
 (セラーセントラルのトランザクションデータやebayのオーダーレポートなど)
・輸出許可証
 (海外に出荷していることを証明する書類)
・確定申告書
・国内でいくらの経費を使用したかを証明できる書類
 (クレカの明細など)
・消費税輸出免税不適用連絡一覧表
 (海外出荷を外部に委託している場合)

これらをそろえて税務署に提出します。

初めての還付金申請は、税務署側も念入りにチェックするので、申請してから振り込まれるまで時間がかかります(1ヵ月強~2か月)。追加の書類を求められたり、結構手間がかかります。

2回目以降は特に追加の資料とかも必要なく、2~3週間程度で振り込まれます。

売れば売るほど返ってくる額が大きくなりますので、かなり大きなボーナスみたいになります。
輸出のメリットを存分に活かしていきましょう。

申請についてですが、結構な労力がかかりますし、日ごろの経理管理も大変ですので、税理士に任せることをおススメします。

顧問税理士と契約すれば、経理関係を丸投げできたりしますので、なくてはならない存在です。
税理士の探し方がわからない方はこちらで相談できます。

税理士探し

失敗しない税理士の選び方

この章では、知らないと年間20万円以上損するかもしれない、税理士の選び方についてお話をしていきます。

①税理士の専門性
②顧問料の相場
③税理士の選び方

①税理士の専門性

税理士には、当たり外れがあります。
良い、悪いももちろんありますが、専門かどうか、という意味も含みます。

税金の仕組みは複雑で、税理士の中にもいろんな専門職があります。

・相続に強い税理士
・飲食店関連
・物販関連

税金の法律は膨大にあり、職種ごとに専門でやっている税理士が多いです。
そのため、物販関連の税務をやったことがない、知識がないということも珍しくありません。

また、税理士と契約したことない方は、どうやって選べばいいのか、そもそも誰にどうやって連絡を取ればいいのかわかりません。

僕もそうでした。
税理士を契約したい、話を聞きたいと思っても全く絡んだことのない業種だったので、全くアイディアが浮かびませんでした。

そんな状態でテキトーに決めると、実はすごく高いお金を払っていたり、もらえるはずの還付金がもらえないことになっていたりします。

税金の法律は複雑で、ときに人によって解釈が違う場合があります。
どんなジャンルの法律もそうですが、
「この条文はAとも捉えられるけど、Bも否定できない」
みたいなことがたびたび起こります。

具体例を挙げると、

「アメリカAmazonのFBAを使用して販売した場合、”Amazonが”販売したことになるので、その分は還付金の対象にならない」

ということを話していた方がいました。
(実際は還付金の対象にすることができます)

知識不足や専門を外すと、大きく損をすることになります。
必ず、物販の知識、中でも輸出入の税務経験があるかどうかを確認しましょう。

②顧問料の相場

契約し、自分の経理を担当してくれる税理士のことを顧問税理士といいます。

売上が数十万単位で立っている方は、顧問税理士と契約することをおススメします。

たいていの場合、月額を払って毎月の経理を整理してくれます。
課税事業者選択届出書の提出や還付金の申請、確定申告などもやってくれます。

レシートや領収書の整理も丸投げできます。
(契約の仕方によって、任せられる業務が異なります)

税理士によっては、確定申告や還付金の申請は別料金だったり、領収書は整理してから送らなければならなかったり、仮に金額が同じでもサービス内容が違うこともあります。

⑴法人か個人か

自分の事業形態が法人なのか、個人なのかで金額が変わります。
同じ売り上げ規模だったら、個人事業主の方が安いです。

大体15,000円/月 くらいの感覚でいるのがいいと思います。

法人の場合は、年商1億未満なら、
30,000円前後ならかなり安い方だと言えます。

僕は最初、全く税理士の知識がなかったので、言われるがまま物販の先輩から紹介を受けた税理士法人と契約したのですが、月額が49,500円(税込み)でした。

しかし、そこの仕組みはかなりアナログで、経理の整理にかなり時間がかかっている印象でした。

しばらくたって、別の税理士のお話を聞く機会があり、そこは29500円(税込み)でできるということでした。

安いのはちょっと不安でしたが、上手くいっていない時期だったので、ちょっとでも経費を減らしたいと思い、税理士の乗り換えをしました。

すると、業務のスピードも早いし、不自由を感じるどことか、こっちのほうがいい、と思えるほどだったのです。

ずっと最初のところと契約し続けていたら、年間約24万円多く払うことになっていたので、とても大きな差です。

正直、僕が支払っている金額よりも安い金額で契約している人も周りにいますが、フリーランスの税理士だったり、知り合いだったりと状況によって全く金額、相場が異なると思ってください。

⑵年商がいくらか

年商が増えると契約料が増えていく仕組みになっています。


③税理士の選び方

税理士を選ぶときに大事なポイントは以下の通りです・

・物販関連の知識 / 経験があるかどうか
・知識と経験がある税理士を3~5人程度話をしてみる
・金額が相場から大きくかけ離れていないか
・確定申告や還付金申請の値段が含まれているか
・どこまで業務を任せられるか(紙の領収書の整理までやってくれるか)
・コミュニケーションが取りやすいか

税理士の相場や業務のスタイル、経験値などはバラバラです。いくつか話を聞いてみて、比較することが一番いい判断材料になります。

上記の点に注意して選んでみてください。
また、最初の税理士にずっと依頼するのではなく、あくまでも最初は乗り換える前提で契約するのも一つの手段だと思います。

全く行く当てがない方はこちらで探せるみたいですので、チラ見してみてください。

税理士探し

僕がお世話になっているところで良ければ紹介できますので、お気軽にご連絡ください。
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古物商許可証は必要か

この章では、古物商許可証は必要か。というテーマについてお話していきます。

まず、古物商許可証とは、中古品を販売、交換など事業として取り扱うために必要な許可です。

人によっては、「使ったことないし、なくても困らないよ」

別の人は、「絶対に取りましょう」

と意見は様々です。

では、どんなときに必要になるのか。持っていないとどんなときに困るのかをお話します。

①古物商許可証は必要か
②もっとも使う可能性が高いシーン
③古物商の取り方

内容は上記の通りです

①古物商許可証は必要か

古物商は必要かどうかですが、結論から言うと、

絶対に取っておくべきだと思います。
未取得で中古品の売買をしていた場合は、懲役、罰金に課せられるケースもあるそうです。

許可を取らないのはハイリスクノーリターンなので、必ず取りましょう。

ただ、人によっては一生使わない可能性も高いです。

中古を扱う時でも以下の場合には古物商許可証は不要です。

・個人使用のために購入し不要になったもの
・無償でもらったもの
・海外で購入したもの
・消費してなくなるもの(食品、化粧品など)
・実体がないもの(電子チケットなど)

②もっとも使う可能性が高いシーン

僕は実際に古物商許可証を使用したことがあります。

いつその時が来るかわからない、という使い方と、
あらかじめ使用することがわかっている状況があります。

いつ来るかわからないのは、税務調査です。
税務調査は基本的にめちゃめちゃ稼いでいる人のところにしか行かないと思いますが、来たときは粗探しされます。

中古売ってるのに古物商持ってないってどういうこと?
って、きっとなります。

あらかじめ提出を求められることがわかっているのは、融資を引くときです。

有在庫で物販ビジネスを拡大させようと思ったら、融資を引くことが大事です。
自分のお金でやらないことが必要になってきます。

なぜ自分のお金でやらないほうがいいかはこちらで説明しています。

融資を引くとき、銀行や保証会社は「この人にお金貸して大丈夫かしら?」ということをいろいろ調べます。

ビジネスモデルから収支計画、健全に運営しているか、反社会勢力とのつながりがないかなど、お金を貸して、ちゃんと返せるかどうかなどを根掘り葉掘り調査します。

僕は一度融資を引いたのですが、その時に提出を求められました。
販売計画に中古が入っていませんでしたが、過去に中古を販売したことがあるという話をしたら、出してください、となりました。

取り方もそんなに難しいことではないので、取ってしまったほうがリスクなく健全に、精神的にも楽に事業ができます。

③古物商の取り方

流れは以下の通りです。

1.取れない条件の確認
2.個人or法人での取得
3.取り扱い商材の選択
4.必要な書類を集める/ 作成する
5.書類提出と手数料納付
6.審査

7.許可証発行(警察署まで取りに行く)

1.取れない条件の確認

古物商をそもそも取ることができない人がいます。
事前に該当していないか確認しましょう。

・前科がある
・未成年者
・成年被後見人・被保佐人
・古物商許可を取り消されて5年以内
・住所不定
・適切な在留資格がない外国籍の者
・公務員
・暴力団員
・営業所が用意できない者
・古物商許可証不許可地域

申請をするとき、どこで商売を行うかを記載しなければいけません。
その場所を用意できない場合は許可が下りませんので必ず用意してください。

また、営業所の地域によっては古物商許可を出せない場合があるそうです。
営業所を確定する前に、警察署で自分の地域が該当していないか確認を取りましょう。

2.個人or法人での取得

申請時にどちらの人格で取得するかを記載しなければなりません。
個人で取得したのに法人で商売を取得すると違反になりますので注意です。

3.取り扱い商材の選択

取り扱う商材を選択する項目があります。
複数選択可能ですが、そこまで厳密にこだわる必要はないです。

美術品類 (絵画・骨董品など)
衣類(洋服・古着・着物・子供服など)
時計・宝飾品類(時計・宝石など)
自動車(四輪自動車・タイヤ・カーナビ・部品など)
自動二輪車及び原動機付自転車(バイク・タイヤ・部品など)
自転車類(自転車・タイヤ・部品など)
写真機類(カメラ・レンズ・ビデオカメラ・双眼鏡など)
事務機器類(パソコン・コピー機・ファックス・シュレッダー・電話機など)
機械工具類(工作機械・土木機械・医療機器類・工具など)
道具類(家具・スポーツ用品・CD・DVD・レコード・ゲームソフト・おもちゃなど)
皮革・ゴム製品類(バッグ・靴・毛皮など)
書籍(文庫・コミック・雑誌など)
金券類(商品券・航空券・株主優待券など)

4.必要な書類を集める、作る。

個人であれば、
・住民票
・身分証明書
・土地/建物の登記簿

法人であれば
・住民票(役員・管理者)
・身分証明書(役員・管理者)
・履歴事項全部証明書
・定款のコピー
以下は警察署で用紙をもらえます。
・URLの使用権限を疎明する資料(ネットを通じて商売する場合)
・営業所の賃貸借契約書(営業所が賃貸の場合)
・使用許諾所(営業所が賃貸の場合)
・営業所の見取り図
・古物商許可申請書一式
・略歴書
・誓約書

ネット物販の場合は、自分の販売者ページのURLを提出するという独特の資料提出があります。

5.書類提出と手数料納付

提出書類と一緒に、古物商許可の手数料として19,000円の納付が必要となります。現金でしか支払うことができないので、準備していきましょう。

申請が通らなかった場合、19,000円は戻って来ないそうです。。。

6.審査

審査は一般的に40日程度かかると決められています。
僕が申請したときはもっと早く下りたのですが、40日以上かかることもあるそうです。
早めの行動を心がけましょう。

7.許可証発行(警察署まで取りに行く)

警察署から連絡が来るので、取に行きます。

面倒くさい手続きでなかなか腰が上がらない方も多いと思いますが、なにかあって後悔しないように、事前に必ず取得しておきましょう。

都道府県ごとに若干の違いがある可能性があるので、詳しいことは最寄りの警察署にお問い合わせください。

融資の重要性と引き方

借金というと、多くの日本人は悪いイメージを持っています。
もちろん、ギャンブルや夜の遊びにつぎ込んでする借金はいいものではありませんが、事業をするうえで借金はとても重要なものになっています。

ビジネス界の借金は、「融資」と呼ばれ、事業を拡大するために欠かせないものです。

①融資の重要性
②融資を成功させるために大切なこと

①融資の重要性

多くのビジネスは、拡大するときにたくさんのお金が必要になります。
逆に言うと、お金があればあるほど大きなことができ、その分大きな成果を出すことができます。

大手が大手と呼ばれる所以はその資金力です。

商品を大量に作ることで、かかるコストを下げ、安い価格で大量に流通させます。
また、大きな広告費をかけることによって、たくさんの認知を獲得し、より多くのお客さんに買ってもらうことができます。

なので、極論お金があればなんでもできてしまうということです。

大手と比べると実感が湧かないかもしれませんが、
個人レベルでも、お金がある人とない人ではお金の稼ぎやすさが違います。

所持金が50万円もしくはクレカ枠が50万円の人は頑張っても100万~150万円の売上までしか立てることができません。

しかし、所持金が倍の100万円あれば、倍の仕入れを行うことができ、売上も倍にすることができます。

仕入れに使える金額が多ければ多いほど、物販では有利です。
お金を借りて、数万円ずつ毎月返済していくことになったとしても、それ以上のメリットがあります。

しかし、大きなお金を借りることになりますので、収支計画や、どこまで勝算があるのか、しっかりとした計算のもとで使い方を考えなければ、借金だけが残るという地獄のような状況になりかねません。

しっかりと考えたうえで、必要な分だけ借りるようにしましょう。

②融資を成功させるために大切なこと

まず、融資はどこから借りるかですが、借りやすい銀行は2つあります。

1.日本政策金融公庫
2.地方銀行
信金

たいていの融資の第一候補は、日本政策金融公庫です。
融資のための銀行で、一番融資を引きやすいです。

次に候補となるのは、信用金庫などの地方銀行です。
地域に根付いた銀行のため、地元の企業を応援する姿勢が強いです。

銀行はあなたにお金を貸して、本当に大丈夫かを詳しく見ます。
大きなお金を貸すわけなので、審査がそれなりに厳しいことは想像できると思います。

また、会社員か独立済みかによって社会的信用も変わってきますので、融資の引きやすさ・引ける金額にも違いがあります。

僕は日本政策金融公庫と地元の信用金庫の2つにあたり、300万円の融資を引きました。
そのお金でイギリスAmazonの有在庫をやりました。(公庫には断られました(笑))

実際に2つの銀行と話をして、どんなことを見られたのか挙げていきます。

・ビジネスモデル
・融資の希望金額と使い道
・今後の収支計画
・これまでの販売実績
・健全に運営しているかどうか
・人間性

【ビジネスモデル

ちょっと前までは転売のネット物販でもある程度融資が引きやすかったのですが、取り組む人が増えたのと、転売というものにどこまで可能性を感じてくれるかが微妙になってきた部分が地方によってはあるようです。

しかし、地方の小さい銀行ほどアナログな世界で、ネット物販の融資自体経験がない、という銀行も少なくないようです。(僕が融資してもらった銀行がそうでした)

経験がない銀行のほうが目新しさを感じて興味を持ってくれる可能性が高いかもしれません。銀行も融資をしたという実績が欲しいので、やり慣れているところよりも、初めましての銀行のほうが話が弾みやすい可能性があります。

【融資の希望金額と使い道

融資は何のために使うのか、いくら必要なのかを銀行はとても気にします。
理由は、反社会勢力にお金が流出するのを防ぐためです。
これは銀行が最も恐れていることで、最大限に警戒するところです。

融資を受けた人が実は反社さんで、借りたお金を持って逃げ、連絡が付かなくなる、ということが実際に起こっています。
銀行としては絶対に起こしてはいけない事件なので、ここをすごく気にします。

実際にその人の自宅を見て、その気配がないか確認したりもするくらい、シビアに見るポイントです。

銀行からの「いくら必要か?」と言う質問に対して、最も言ってはいけないことは、
「借りられるだけ貸して」「できるだけ多く貸して」です。

実績があって、銀行との信頼関係が出来上がっているなら大丈夫ですが、初見でこれは言わないようにしましょう。

必要な金額には、なぜその金額が必要なのか、根拠を持つことが大事です。

【今後の収支計画】

借りたお金を使ってどんな収支計画を立てたのか、シミュレーションを綿密に行いましょう。

200万円の仕入れを行うと、過去の実績から400万円の売上を立てることができ、
1個当たりの送料がこれだけと、プラットフォームの手数料が10%かかるので、
これだけの金額が手元に残ります。
返品率は2%で売れ残りが10%あってもこれくらいの利益が出ます。
利益の30%を次の仕入れに回し、半年後には〇%の売り上げ増を見込めます。

といった具合に、過去の実績からデータを算出し、具体的で悲観的なシミュレーションを行うことが重要です。

上手くいったことを想定したいですが、悪くてもこれだけはいける。といった情報のほうが大事です。

上手くいったとき、予想より悪かったとき、予想通りのときなど、いくつかのパターンで計算しましょう。

【これまでの販売実績】
過去の実績が一番説得力があります。
僕が実際に融資を引く前に、経験者の方にアドバイスを求めたのですが、「ほとんど過去の売上しか見ないよ」と話していました。
(実際は、売上じゃない部分もめちゃめちゃ見られましたが)

今の時点でどれくらい上手くいっているのかがわかれば、融資を受けたときにどれだけの実績が残せそうか予想が付きやすいです。
自分の実績を証明できる最も強い材料なので、できるだけ多く付けて行きたいですね。

【健全に運営しているかどうか】

先に古物商の話もしましたが、健全な運営をしているかも大事な指標です。
取るべき許可や資格はしっかり取っているかなど、規則やルールに則って事業をやっているかも見られるポイントになります。

ルール通りやっていないと、ルールを守れない人というレッテルを貼られ、信用できないということでマイナスポイントになります。

自己資金が多い方が融資が受けやすい事実がありますが、見せ金(自己資金を多く見せるために入れた一時的な預金)は辞めましょう。

【人間性

感覚的な指標になりますが、ちゃんとした人かどうかも見られています。
銀行も融資をしたいと思っていますし、その人の事業を大きくするのを手伝いたいと思っています。

この人なら大丈夫と思わせる事も、数字と同じくらい大事な部分です。

融資を引く際に何度も銀行員と打ち合わせをしますが、担当者は上のポジションじゃないことがほとんどです。

担当の銀行員は、面談の結果を上司に報告します。
そこで、上司に対して、この人はこうだから大丈夫だと思います。と推薦できるポイントを作ってあげることを意識しましょう。

そこまで考えて臨むことができれば勝率はかなり高くなります。

【まとめ】

融資を引くと、事業を何倍もスケールさせることが可能です。
過去の実績、精密な事業収支計画、健全性/人間性を持ち合わせれば高確率で成功すると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。

融資を引くことをサポートしてくれる業者もいますので、心細い方はぜひ頼ってみて下さい。

外国人が欲しいものを教えてくれるサイト紹介

物販の最大の問題にして、最も大事で基本的な要素「リサーチ」

得意不得意が最も分かれるこのリサーチの作業ですが、外国人が欲しいものをダイレクトに教えてくれるサイトがあるのをご存じですか?

自分から探しに行かなくても、外国人が欲しいけど自国で手に入らないものが一覧になっています。

あなたのリサーチの参考になれば幸いです。
派生させたり、アイディアを広げて販売につなげてください。

Otsukai

終わりに

めちゃめちゃ長い記事になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

初心者の方や知識が不足していると感じている方が、どうやったら稼げるようになるのか。どうやったら必要な知識を効率よく身に付けられるかを考えて書きました。

もちろん、これで終わりではなく、これからも随時アップデートしていきます。

リサーチ方法など、ノウハウ系はここに書くにはボリュームが大きすぎるので、別で詳しく書いていこうと思います。

僕の知識と経験が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
このサイトきっかけで稼げるようになる人が増えること、それが今の最大の喜びです(リアルガチ)

今持っているノウハウや、これからも集め続ける情報をすべて公開していきます。

そのモチベーションを保たせてくれるのは、皆さんの協力です。

あなたがもう一歩踏み込んだ挑戦できるように、これからも発信を頑張りますので、末永くよろしくお願いいたします。

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